小さくなりやがった
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『………ロー??』
「……見るな。」
皆さん、事件です。
今度はローが縮みました。
洗濯物を取り込みに甲板へ出たら無愛想な男の子がいて、その子が埋もれてたのはローが着ていたパーカーで…ついでにその子の周りにはバラバラになったシャチがいた。
ローの話によると、シャチがこの間買った“幼児化するチョコレート”を興味本意でローのコーヒーに混ぜたらしい。
当然、いつもと違う味のコーヒーに違和感を感じたローは一口飲んで止めた…が、一口でも効果はあったらしく身体が縮んでしまったとの事だ。
記憶が幼児化してないのは一口しか口にしてないからだろう、って。
「はぁ…コーヒーなんて、こいつにしては気が利くなと思った俺が馬鹿だった。」
「い、痛い痛い!船長足の小指に全体重かけないで…!!」
「あ゙?元はと言えばてめぇが悪いんだろうが。」
『…ちびっこギャング…』
見た所4、5歳サイズのローなのに、悪魔の実の能力もあってか全く勝てないシャチ。ローはブチ切れていて、バラしたシャチを今にも海に捨ててしまいそうだ。
『ロ、ロー、落ち着いて?』
「うるせぇ。」
『今日の夕飯はローが好きな物なんでも作ってあげる。ほら、良い子だから。ね?』
「…てめぇ…ガキ扱いすんな!」
ギロリと睨みつけてくるローは、この歳の子どもにしたら迫力があるけど……ごめんなさい、可愛いって思っちゃいます…!!
『とりあえずそのままじゃ動きづらいでしょ、着替えに行こう?』
確か、この間私が縮んだ時に買ってもらった子ども服の中に男の子でも着れそうなTシャツとズボンがあったはず。
……半日で戻るってわかってたはずなのになんであんなに買ってきたのかはいまだに謎だ。
でも、思いがけず助かってしまった。まさかローまで縮むとは…。
「……チッ。」
了承の意を含んだ舌打ちが聞こえたので、内心ホッとしつつローを抱き上げる。
「!?降ろしやがれ!!」
『え、なんで?』
「なんでもなにも…俺は中身は大人のままなんだぞ!?」
『いいじゃない、ローを抱っこ出来るなんてすごい貴重な体験だし!』
「よくねぇ!!」
『はいはい、行きますよー。』
「っだから、ガキ扱いすんなつってんだろ!!」
なんとか降りようと抵抗するローだけど、流石に力は子どもに戻っているので負ける気がしない。