ちっちゃくなっちゃった!
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翌日。まだぼんやりとする頭で周囲を見渡せば、いつの間に元に戻ったのか…真っ赤な顔をした桜と目が合う。
「…戻ったのか。」
『う、うん!!!』
あわあわとする彼女を見て、思わず悪い笑みが浮かんだ。
…これはあれだな。こいつ全部覚えてるな。
「桜。」
『き、昨日はご迷惑をおかけし……って!?』
土下座しそうな勢いの彼女の腕を引き寄せ、抱きしめる。
…っくく…やはりこの大きさの方がいい。
『ロ、ロロ、ロー!?』
「…“お嫁さんにしてくれる?”だったか?」
『!!』
「“大好き”とも言われたな。」
『も、もうやめて!!恥ずかしくて死んじゃう!!』
「…してやるよ、本当に。」
『…え…!?』
ちゅ、とわざと音を立てて彼女に口づける。するとみるみる内にまるで茹蛸みたいに真っ赤に染まる桜の顔。
『な、ななな、な…!!』
「うるせぇ。…こちとら昨日は散々我慢させられたんだ、とりあえず食わせろ。」
『はい!?』
「…あぁ、なんならまた二人で風呂に入るか?」
『!!』
「綺麗に洗ってやるよ。…隅々まで、な。」
湯気でも出るんじゃねぇかってくらい真っ赤に顔を染めた桜の耳元に唇を寄せ、わざと低くした声で囁いた。
パクパクと口を動かし、何か言おうにも全く声になっていない桜の身体を抱きしめる腕に力を込め、小さく笑う。
…今日は特別優しくしてやるよ、桜チャン?
ちっちゃくなっちゃった!!
(ちょ、待っ…ロ、ローお兄ちゃん!!)
(…。)
((動きが止まった…助かった?))
(…っくく…そう呼ばれるのも悪くねぇな。)
(!?うわーん誰かこの変態どうにかしてー!!)
あとがき
最初から最後まで格好良いローを書くはずが、気が付いたら彼が変態に…!!しかも彼、さりげなくプロポーズしてない?え?(笑)
すみませんすみません、でも書いてた私は超楽しかったです!!←