ちっちゃくなっちゃった!
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風呂から出た後、桜を連れて部屋へと向かう。
しばらくは珍しそうに部屋をウロチョロとしていた桜だったが、急に電池が切れたかのようにベッドへとダイブした。
『ローおにいちゃん、おねむ…』
「…あぁ。」
『…んー…』
ぎゅっと俺の服の裾を掴んで離さない様子はアレだ…可愛い、と思う。
「わかったわかった。一緒に寝てやるから。」
『…うん…えへへ…ローおにいちゃんだぁいすき…』
大好き、と呟いてへらっと笑う桜に不覚にも顔が少し熱くなった………って、俺は何考えてんだ。いくら縮んだ桜だからって今のこいつは4歳のガキだぞ。
………無い。流石にそれは無いぞ、俺。
こんなガキに欲情してどうする。
「……はぁ……」
『?…ローおにいちゃん…??』
「なんでもねぇ、寝ろ。」
抱きしめながら頭を撫でてやると、眠気からか更に舌足らずな話し方になった桜。
『…ローおにいちゃん…』
「…なんだ。」
『…わたしが、おっきくなったら…ローおにいちゃんのおよめさんにしてくれる?』
「は?」
まさかの求婚に撫でていた手が止まった。
当の本人は眠さからかとろんとした瞳でこちらを見つめていて………
……天然小悪魔はこの時からか。マジで勘弁してくれ…。
『…ローおにいちゃん?』
「…わかった。」
『ほんと!?』
「あぁ。…だから、さっさと寝て早く大きくなれ。」
『っうん!!おやすみなさ……あ!』
「?どうし-…!!」
ちゅ
「………。」
『えへへ、おやすみのちゅー!おやすみなさい!』
固まる俺を余所に桜は目を閉じて5秒で夢の中へ旅だった。
「………。」
自分に幼女好きな趣味があるとは思わねぇが、相手が桜だとなんか色々ぶっ飛びそうになる。
深い溜め息をつく事でなんとか理性を保つ。
「…早く元に戻りやがれ、馬鹿。」
そう呟いてその小さな額に唇を押し付け、俺も瞳を閉じた。