超鈍感ガール
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『…ロー、そろそろ離して。』
「っくく、お前から抱き着いてきたんだろ?」
『だ、だって恥ずかしくて…!』
「いいから抱きしめられてろ。」
『え!?いやいやここ外だから!!』
「…聞こえねー。」
「…なぁお前ら、殴っていいか?」
「キッド、こういう時はシカトするのが正解だぞ。」
キラーの言葉に成る程、と納得する。こういう奴らに絡んだ所で俺には何の得もねぇ。しかもトラファルガーだし。
『~っもう!離して恥ずかしい!!』
「…は?」
無理矢理トラファルガーの腕から抜けた桜は、何故か俺の背中へと隠れた。
「…おい桜、なんでユースタス屋の後ろに行くんだよ。」
『ロ、ローが意地悪だから!』
ギュッと俺の服を掴んでくる桜に目眩がする。
…なんだこの可愛い生物…!!
「…ユースタス屋、その顔を今すぐどうにかしろ腹が立つ。」
「あ?」
「キッド、真っ赤だぞ。」
「!!」
慌てて腕で顔を隠すが、今更何の意味も無い。
どうにかして平常心に戻ろうと努力した所で、再び桜によって爆弾が落とされた。
『?キッドさん…もしかしてどこか具合が悪いんですか?』
「は、はぁ!?」
『…ちょっと屈んで下さい。』
「…!!??」
ぐいっと服を引かれ、思わず屈むと桜の手が俺の額に触れた。ついでに顔も近い。
固まる俺を余所に『熱は無いみたいですね、良かった!』なんて笑う桜に頭ん中がぐるぐるしてきた…
「…おいユースタス屋、バラされたくなけりゃ今すぐそこから離れろ。」
「はぁ!?こ、こいつに言えよ!!」
「うるせぇ。そのイカれた真っ赤な頭と同じくらい真っ赤な顔しやがって。」
「!!トラファルガー、てめぇ…!!」
『??やっぱりキッドさんどこか悪いんじゃ…』
「…気にするな桜、キッドは至って正常だ。」
『??』
キラーの言葉に対し、頭に疑問符を浮かべる桜…
…トラファルガーてめぇ、なんつー天然小悪魔と付き合ってんだよ…!!