運命
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの後、なんとか泣き止んだ私の為に歓迎の宴を開いてくれるとの事で…手伝おうとしたら、ローに止められた。
「主役のお前が手伝ってどうする。」
『でも…』
「いいからあいつらに任せとけ、それよりお前はやる事があるんだよ。」
『やる事?』
「あぁ…おい!」
ローが声をかけると、帽子を被った一人の男性がやってきて…あれ、この人もしかして…
「会うのは初めましてですね、桜さん。」
『!やっぱりペンギンさん!?』
帽子に“PENGUIN”て書いてあるからもしかしたらと思ったらどんぴしゃりでした。
「ペンギン、こいつに船の中案内しろ。」
「了解。船長は?」
「…俺は寝る。起こしたらバラすぞ。」
『あ、こらロー!二度寝したら夜寝れなくなるよ!』
「っぶは!!」
いつものようにローに注意したら、ペンギンさんが盛大に噴き出した。…あれ?私なんか変な事言った?
「…ペンギン。」
「す、すみませ…ま、まさか、こんな注意を船長にするなんて思わなくて…っくく…」
「よし、気を楽にしろ。」
「!?さ、さぁいきましょうか桜さん!!」
『え?わぁ!!』
なんだかよくわからないけど、焦ったペンギンさんに背中を押された私は、少し不機嫌なローを置いて船の中へと入った。