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『…ローのドS。』
「あ?何を今更。」
悔し紛れに呟いた言葉を特に気にする様子も無く、ローは私の足首の手当を続ける。
…手際良いなぁ。さっきわざと思いっきり掴まれた時以外は全然痛くないし。
ローはイスに座る私の前に膝をついてしゃがみ、私の足首の手当をしている。
いつも見上げている彼を見下ろしているってすごい新鮮な気分…
…と言うか、なんか、この体制恥ずかしい…!!!
女王様にでもなった気分…って!!何考えてるの私!!
あああああやばいやばい顔赤くなるけどそんなんダメだよローに見られたら120%からかわれるから顔よ赤くなるななるななるな
「…お前、なんで顔赤いんだよ。」
なってたぁぁぁぁぁ!!!!!!
『い、いや!!あの!!なんでも無い!!なんでも無いよ!!て、てて手当ありがとう!!も、もう大丈夫だから、あああ足、離してくだせぇい!!』
「…あぁ、この体制が恥ずかしいのか。」
…私の馬鹿ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
「っくく…本当に、お前はいつまで経っても純情だな?」
『あぁぁぁもう!!その悪い笑い方止めて!!』
「…足首、多分お前が思ってるより酷かったぞ。」
『え?そ、そうなの?』
「少なくとも1週間は安静にしとけ。」
突然足首について説明し出すローに、とりあえず相槌を打つ…けど、なんか様子が、変…?
「…こんな怪我しといて、自分でどうにかしようとしてたのか?」
『…あの、ローさん?』
「お前の場合、もっと酷い怪我しても黙ってそうだよな。「迷惑かけたくない」とか言って。」
『…否定は出来ないけど…』
「…なら、」
ベロリ
『っひゃあ!?』
ローに足の指を舐められ、思わず身体が跳ねる。
彼を見れば目を細めてそれはそれは楽しそうに笑っていて…
…やばい。このパターンはやばい。何がどうやばいのかわからないけど絶対やばい!
あわあわしても、ローに足首を掴まれている私にはどうする事も出来ず…
…と、再びローに抱き抱えられ、ついた先はベッドの上。
私を降ろした後、覆いかぶさるようにしてローが身を乗り出してきた。
「…我慢したってロクな事がねぇってたっぷり教えてやるよ…勿論、身体にな。」
あ、死亡フラグ立った。
「もっと俺を頼れ」なんて甘い言葉は後で言うとして、
(ちょ、待って…ごめんなさいぃぃぃぃ!!!!!)
(…っくく…これに懲りたらもう俺に隠し事なんざすんなよ?)