月夜の秘密
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
昼間の事は全部私の勘違いなんだとわかり、一安心したのもつかの間。
…い、今の状態をよくよく考えたらかなり恥ずかしい…!!
た、確かに毎晩抱きしめられて寝てるし、たまに抱き寄せられたりもするけど!それすらいまだに心臓バクバクなのに、今のローはじょ、上半身が、その、裸、でして…!!
見るのは初めてじゃない(お風呂上がりのローは基本ズボンしか履いてない)けど、その、密着するのは初めてなワケで、
『ロ、ロー、あの、その、そろそろ恥ずかしくなってきたのでありますが…』
「あ?お前だって抱きしめ返してきたじゃねぇか。」
『それはその、あれですあれ。』
「どれだよ。」
ローのもっとも過ぎるツッコミに言葉がでない。あれはあれだよあれ!!(パニック)
「お前はいつになったら慣れんだ?」
『ゔ。い、いや、今日は上半身裸なローが悪い!!』
「…あぁ。なんだ、意識してんのか。」
いつもより低い声で囁かれ、私の顔は湯気でも出そうなくらい真っ赤に染まる。
『み、みみみ耳元で囁かないでって、いい、いつも言ってるでしょ!!』
「っくく、本当にお前はからかいがいがあるな。」
『嬉しくない!』
からかわれた事が面白くなくてむくれていると、スッ、とローの手が私の頬を滑った。
『?』
「…なぁ、まだ“心の準備”…出来ねぇか?」
『!!』
ローの言葉に、すっかり忘れていたその事を思い出す…い、言わなきゃ!思ってる事全部!いつ言うの?今でsh(自重)
『あ、あああ、あの、あのね……って、アレ?』
ドサッ、と優しくベッドに押し倒された。
目の前にはローの顔があり、その後ろには天井が見える。
…って!!
『え、えぇ!?あの、ロロロ、ローさん!?』
…なんとか身体を起こそうとするが、ローに射抜くように見つめられると身体が動かない。
恥ずかしくて逸らしたいのに、彼から目が離せなくて…。
お、落ち着け自分!こんな状態だけど、とりあえず言うべき事は言わなきゃ!!
テンパってごちゃごちゃしている頭や今すぐ逃げ出したい感情をどうにかして抑え、私はローを見上げた。