嬉し涙
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桜に無理矢理部屋に押し込まれ、小さく溜め息をつく。
…薄々感づいてはいたが、どうやらこいつは何かを隠しているらしい。
『普通じゃない』だの『気持ち悪がる』だの…その言葉や声のトーンに、幸せな人生を歩んできていない事が容易に想像出来た。
…あの夜のうなされ方もそれが原因か。
まぁ、こんな平和ボケした国じゃ多少他人と違うだけでも生きづらそうだしな。
ドアに背をつけ、そのまましゃがみ込む。
乾いていない髪から水滴が垂れてくるのを雑に拭きながら口元には笑みが浮かんでいた。
…普通じゃない?上等じゃねぇか。