爆豪くんと垂れ耳うさぎちゃんシリーズ
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うさぎが個性の名前ちゃんとなんだかんだで長い付き合いになってきた爆豪くん。
学生時代にお友達から始めてコツコツと親睦を深めてようやく恋仲になって、つい昨日、念願叶って彼女のお部屋にお呼ばれした。時間の許す限り、イチャイチャ。
一日経っても余韻が冷めなくて、寝る前のひとときにもネットで垂れ耳のうさぎの画像眺めたり記事読んだり。そこで、目にした衝撃の一文。
『うさぎは偽妊娠する』
偽妊娠……想像妊娠? いやでも、あいつは人間だし、とは言え、うさぎの個性だし……スキンシップで起こる可能性? は? 昨夜、思っクソ触っちまったじゃねぇか! 大丈夫なンか!? そもそも、初めて喋った時、がっついてケツっつーか、尻尾もふもふしちまったけど、アレは? なんともなかったのかよ? そうなったら身体に負担掛かるとかマジか、マジかよ……って錯乱。氾濫する情報。
自分の不用意な行動で名前ちゃんが苦しんでたりしたらって考え始めると居ても立ってもいられなくなって、「今から行く!」って一方的に電話で告げて彼女のところへ。爆速。
「気遣ってくれてありがとう、爆豪くん。せ、生理……とかも、毎月普通にあるから……その、大丈夫だよ……」
突然の深夜訪問に加えてあまりに深刻なトーンで切り出したせいで、名前ちゃんを滅茶苦茶、動揺させちゃった。そこはかとない罪悪感。
同時に、乙女の恥じらいながらの告白に対してどうしようもなく揺らぐ理性。パジャマ姿がクソ可愛い。それから、じわじわ込み上げてくる欲求と裏表の安堵。
「……じゃあ、できるってことかよ?」って思わず口に出しちゃう。前後の脈絡から齟齬が生まれる恐れを考慮した結果、露骨な言葉を付け足すに至る。昨夜はできなかったこと。
しばらくしてから「できる、よ……」って耳を震わせつつ俯き加減に答える名前ちゃん。
意を決したように「……発情期は、わたしにもあるみたい……」なんて潤んだ瞳で上目遣いに誘われたらもう我慢の限界。ノンストップ!
普段は典型的な草食系なのに夜だけ肉食系とか最高かよって、先に疲れて寝ちゃった名前ちゃんのほっぺた撫でながら初めてを終えた感慨に耽る。うさぎってヤツはエロい。罪深い。
2023.10.22 (初出 01.02)