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今日は緑谷くんとの久し振りのデート!
その前に気合いを入れて美容室。最近、話題になっているお店。美容師さんがなんかよくわかんない個性でサービスとして頭に時限式ケモミミを生やしてくれるらしい。迷うことなくうさ耳をオーダー。とてつもない生えてる感。マジ耳のような一体感。これで私もなんちゃってバニーガール。
……緑谷くんびっくりするかな〜って安易に未知の領域に踏み込んだのがいけなかった。
連勤で疲れているであろう彼のために元々おうちデートの予定だったけど、こんなことになるんならどこかお店でも予約しとけば良かった。外に出た方が精神衛生上、よろしかった。
「すごい個性だ……原理が全くわからない……どうして耳だけなんだろう……名前ちゃん、尻尾は? 尻尾はないの?」っていう彼の飽くなき探究心を発端に、私の解体新書でも作る気なんだろうかっていうデータ取りが始まる。
メジャーで耳の全長を測り出したと思ったら、スリーサイズまで測り出す始末。
ありがとう、私に残酷な現実を突きつけてくれて。Bが減少、WとHが増加っていう。
「スカートの中に、ドロワーズ!? ドロワーズの下は一体……」「パンツに決まってるでしょ」「パンツ!? そ、そっか……パンツか……じゃあ、パンツの中は……確かめてみてもいい?」「何を?」「ほんとに尻尾がないのかどうか」「ないよ」「いや、自分では気付いていないだけでもしかしたらということが……」
それはない。っていうか、スカート捲ってる時点でわかるでしょ。不自然にもこもこなんかしてないじゃん。
相当、疲れてるな。緑谷くん。徹夜明けだもんね。無理もないこともないよね。
誰か、緑谷くんを救ってあげてほしい、いや、ここには私しか居ない。しがない一般人である私にだって何かやれることがあるはず。私がやるしかない。
「そこに尻尾があるんじゃないかって望みを捨て切ることができない……!!」「捨てて、今すぐ捨てて」「僕にはできないよ! ねぇ、名前ちゃん。こんな話を知ってる? そこにパンツがあるとする。当然その内側にはパンツの中身が存在する訳なんだけれど、それはパンツを下ろさないことには観測できないんだよ。外からじゃ予想はできても、判別のしようがないよね。ということは、パンツの中で起きている事象は観測者がパンツを下ろすまでは決定していない。要するにーー」「パンツ脱げばいいの?」「そうとも言えるね!」
仕方ないから、全部脱いであげた。あった、こんな私にもヤれること。
耳でもなく尻尾でもなくパンツでもパンツの中身でもなく、ほんのちょっとだけ切った髪の毛に反応してほしかった乙女心……複雑……。
まあ、緑谷くんが盛り盛り元気になってくれただけで良しとしよう! 私も捨てたもんじゃないね! そう、大事なのは助けたいっていう気持ち! と、愛!
2023.01.16 再掲