12話/ここ掘れわんわん!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何か、地面に埋まっているヤツ踏んだらっ……………急に普通に歩けなくなったぁーっ!!」
天雅は壁に激突したり、転びそうになったりしている
「あ……『混乱トラップ』!」
「何なのそれっ?」
「地下通路の地面には『トラップ』が埋まっている事があって、踏むと様々な効果が表れる。『混乱トラップ』は、方向の感覚がおかしくなってしまうトラップなんだ」
「治す方法無いのかよー!?ヒョウター――痛っ!!」
ヒョウタに助けを求める間も、壁にぶつかる天雅
「トラップの効果は歩いていれば自然に治るから、大丈夫!」
「分かったケドさ、おわっ!あ゛ーっ、進みたい方向に進めねぇ!!」
方向の感覚が混乱している天雅は他人から見ると、奇妙キテレツ摩訶不思議な歩き方をしていて。
壁に激突するのを繰り返していた
「う゛えー眼ぇ回るー!!」
「天雅様、お気を確かにーーーっ!!」
「何というか……………、傍から見ると痛いな」
「俺だって、好きでこんな変人行動やってんじゃねぇっっ!!!―――うぎゃっ!!」
怒る事に気を取られていた天雅は
綺麗ーに顔面衝突した
「痛ー………、って……………うぁっ!!!」
その時足が縺れ、天雅はバランスを崩し前に倒れる
「天雅ちゃんっ!!」
――――――ドサッ
「ん………………、あっ!ヒョウタ!!」
「間に合って良かった…………」
しかし、ヒョウタは天雅をギリギリ抱き止め、腕の中に収めた
「あ、…………ありがとうヒョウタ」
「天雅ちゃん……………」
「うわっ!!!」
ニッコリ笑った天雅を見たヒョウタは思わず、腕の中の天雅に抱き付いた
「ヒョウ、タ………?」
「(やっぱり君は可愛すぎる…………!!)」
「ヒョウタってばベタベタし過ぎー」
「だ、大胆だな………」
その様子を見た駿羽は口を尖らせ、炎神は赤くなって二人を直視出来ずにいた
すると、駿羽と炎神の後ろに二つのどす黒い影が動いた
「しゅ、駿羽……っ」
「や、ヤバいぃ~……」
「貴様ぁぁ…………っ」
「朽ち果てろ…………っ!!!」