12話/ここ掘れわんわん!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――――ボカっっっ!!!
「痛ーーーっ!!!」
「ぐはっっ!!!」
いきなり二人の頭にハンマーがぶつかった
「ご、ごめんっ!…………て、手が滑った…………(作戦の為だけど怖いぃぃ!!!)」
すると、炎神がびくびくしながら強羅達に謝る
「いや、手が滑ったなら仕方ない………」
「別に大したことは無い…………大丈夫だ」
「そ、そう。よかった……!(もしかして二人共、わざと投げた事に気付いて無い……………?)」
炎神が二人の気を逸らしたのを見た駿羽は、炎神に向かって親指を立てた
「(炎神ナイス!よくやった!!…………………それにしても、強羅と誠勇って鈍いんだなー)」
駿羽がそんなことを考えていると……………
「出て来たぁっ!!」
天雅が嬉しそうな声を上げた
「お宝出たの!?見せてー!!」
「俺にもっ!!」
「おう!ほら」
そう言って天雅が取り出したのは、色とりどりの『玉』や星の欠片、ハートの鱗等……………
「綺麗………………」
「うわぁ、これ氷みたい!こっちは薄い虹色に光ってる!!」
駿羽と炎神は、天雅の手のひらで輝く『玉』に興味津々だった
「その二つは『金剛玉』と『白玉』だよ。氷の様な玉が金剛玉、薄い虹色に光るのが白玉」
「へぇ…………、手伝ってくれてありがとな!ヒョウタ」
「!!いやっそんな、天雅ちゃんの為ならこれくらいの事………………っ」
天雅の眩しい笑顔炸裂で、ヒョウタは赤くなりながらそう言った
「それじゃ、俺達はそろそろ行こうかな(このまま何事も無くヒョウタと別れないと……………!)」
「えっ?もう行くのかい……………?」
天雅がそう言うと、ヒョウタは残念そうな顔になって呟く
「あぁ、色々と教えてくれてありがとな!」
「残念だけど、仕方ないね……………それじゃあ」
「じゃーな、ヒョウタ!(よし!作戦完了ー!!)」
心の中でほっとして、ヒョウタに背を向けて歩きだしたその時……………
――――――ポンっ
「え?……何?」
足下で音がしたと思うと、突然景色が回り始めた
「な、何かぐるぐるするー!!」
天雅はあっちへ行ったり、こっちに行ったりと足取りが妙になっている
「兄者……………っ?」
「ど、どうされました!?天雅様っ」