12話/ここ掘れわんわん!
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「なぁヒョウタ!」
「な、なんだい?天雅ちゃん(うぅっ、二人の視線が痛い………)」
「あのさ、俺……地下通路初めてだから色々教えてくれないか?」
「えっ!?」
「!!?」
「天雅様っ!!?」
誠勇と強羅は驚くが、天雅の見事な(無自覚)スマイルを見たヒョウタの顔に生気が戻る
「ぼ、僕でよければ喜んで教えるよ!!(あぁ!君の笑顔の力は計り知れないね…………)」
「ありがとな、ヒョウタ!(よし、作戦成功……!)」
完全に復活したヒョウタを見て、天雅はバレないように小さくガッツポーズをした
「(よりによってコイツか………………)」
「(気に食わないが、天雅様がお決めになった事だしな………………)」
強羅達は不満そうな顔をしていたが天雅が決めた事なので、口には出さなかった
「(とりあえず、第一段階クリアだね……………)」
「(兄者、健闘を祈る……………!)」
「(ヒョウタの命は、俺が守ってみせる!!!)」
こうして、##NAME1##・駿羽・炎神による『ヒョウタの命を守り隊作戦!!!』が始まった
「それじゃ、まずは壁の中に埋まっている宝物を掘り出してみようか」
「あぁ!(どうか成功しますように!!!)」
天雅の顔は笑っているが、心の中は作戦の成功を祈るばかりだった
「じゃあまずは、宝物が埋まっている場所を探そう。『探検セット』に入ってるレーダーを使ってみて」
「オッケー」
天雅はヒョウタに言われた通り、レーダーを使う
すると、画面に映っている地下通路の地図が所々光った
「この光ってる部分に宝物があるのか?」
「そうだよ、じゃあ此処から一番近い場所を掘ってみよう!」
「やった!お宝ー」
――――――――――――――――――
「この辺りだよな?」
「うん、それじゃ『探検セット』のハンマーとピッケルで壁を掘ってみて」
天雅はピッケルを取り出して壁を掘っていく、すると壁の中で何かが光った
「あれ?今のって……………宝物なのか?」
「そうみたいだね、じゃあ宝物を完全に掘り出して」
「了解」
もう少しで掘り出せると思った天雅は勢いをつけてピッケルを振ろうとしたが、急にヒョウタに手を掴まれた
「急ぎたい気持ちは分かるけど、ゆっくり掘り出さないと壁が崩れてしまうよ?ほらこうやって優しく………………」
「あ、あぁ…………」
ヒョウタはピッケルを持った天雅の手を掴んだまま掘り進める
そのため、ヒョウタは後ろから天雅を抱き締めるような体勢になっている
「(おのれ……………、天雅様の美しいお身体に密着するなど…………!!!)」
「(殺す…………っ)」
そんな二人の様子を見て強羅と誠勇が黙っている訳もなく、殺気を滲ませながら攻撃を放とうとした…………………………その時