10話/テンガン山の女神
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すると、天雅は冷静な表情でゴローンの方へ進み出た
「ゴローン、俺達に何か用なのか?」
天雅はゴローン達を刺激しないように、静に訊ねる
すると、その中のリーダーらしい一匹のゴローンが口を開く
『とぼける気か?人間』
口調は静かだったが、明らかに怒りを感じ取れる声だ
「俺は、お前達に何かした覚えは無い…………」
『ふざけるなっっ!!!』
「!!」
ゴローンはさっきと違い、凄まじい形相で天雅を睨み付けた
『お前は俺達の住みかを攻撃し、仲間を傷付けた!!』
ゴローンは怒りに我を忘れ怒鳴り続ける、周りのゴローン達もにじり寄ってきた
「ちょっと待て!俺はお前達の仲間を襲ったりしてないっ!!!」
『煩い!!襲われた仲間は、人間がやったと言っているんだ!!!』
「そんな…………!でも、俺はそんな事やってない!!」
『まだ言い張るのか!もういい、やれ!お前達!!!』
ゴローンが叫ぶと周りにいたゴローン達は、一斉に天雅に飛び掛かかって来た
「――――っ!!!」
もう駄目かと思い、目を瞑った。しかし………
「あれ…………?何とも…………無い………あっ」
よく見ると天雅の周りには、原型に戻った強羅達がいた
「さっきから黙って聞いていれば…………………兄者が何をしたって言うんだ?」
「俺達のマスターは、絶対にそんな事しない……………!!」
「……………天雅を傷付けると言うなら…………容赦はしないぞ」
強羅達は冷たくそう言い放ち、攻撃の構えをとった、しかし…………
「待て!!お前達!!!」
突然天雅が制止の声を掛けた
「マスター……………?」
「これ以上ゴローン達を刺激するな…………!!お前達は、ボールに戻れ………!」
「何言ってるんだ兄者!そんな事したら攻撃を受けるだけだぞ!?」
「いいから戻れ!!!」
##NAME1##はそう叫んで、三匹にモンスターボールを向けた
「待て!!天雅ーーーっ!!!」
止めようとした強羅の叫び声も虚しく、三匹はボールの中へ戻された