10話/テンガン山の女神
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―テンガン山―
シンオウ地方を二つに分ける巨大な山
内部は広大な迷路になっており、山頂には古代の遺跡もある神聖な場所
そこで天雅達は、トレーニングの真っ最中だった
現在はゴルバットの大群に囲まれて逃げ場が無い状態である
しかし天雅は慌てる様子もなく、ニヤリと笑ってモンスターボールを上に投げた
「炎神!『かえんほうしゃ』!!!」
天雅が指示を出すと『炎神』と呼ばれたポケモンは、『かえんほうしゃ』で次々とゴルバットを倒していった
最後の一匹を倒すと、炎神は天雅の方に駆けていく
「兄者、どうだった?」
「うん、『かえんほうしゃ』はもう完璧だな!!」
「本当かっ!?」
「あぁ、よく頑張ったな!」
そう言うと天雅は笑って炎神の頭をクシャクシャと撫でた
「さっきからぶっ通しでやって疲れただろ?少し休むといい」
「分かった!そうする」
そう言うと炎神ことモウカザルは、人の姿になり近くの岩に腰を下ろした
「それじゃ、次は駿羽だな」
「りょーかーい」
駿羽と呼ばれた灰色の髪の少年は、嬉しそうにそう言ってムクバードに戻った
「それじゃー、駿羽はレベルアップといくか!」
「炎神みたいに新しい技、特訓しないの?」
駿羽は首を横に傾けた
「確かに技も磨きたい。でも、お前は鍛えておけば…………近いうちに進化できるかもしれないし」
「進化!!ホントに?マスター!!」
駿羽は、天雅の『進化』という言葉に過剰に反応した
「まぁ、お前が頑張ればな?」
「分かった!俺頑張るからね、マスター!!」
駿羽は張り切ったように天雅の頭上を飛び回った