「コレで止めよ!チェリンボ、『とっしん』!!!」



さっきと同じように、チェリンボは凄いスピードで炎神に迫ってくる




「炎神!チェリンボを受け止めろっ!!!」



「な、何する気!?」




「くっ…………!!」



炎神は苦しげな声を出したが、突っ込んできたチェリンボをしっかりと受け止めていた




「炎神っ!!そのまま『かえんぐるま』だ!!!」



すると、炎神はチェリンボを掴んだまま『かえんぐるま』を使った




「まさかっ!さっき『とっしん』を受け止めたのはこの為!?」



「あぁ、『ようりょくそ』が発動しているチェリンボに、無闇に技を出すのはのは得策とは言えないからな」



##NAME1##がそう言い終わった時、炎神の体を包んでいた『かえんぐるま』が消えた


勿論、チェリンボは苦手な炎技を至近距離で受けたため戦闘不能になっている



「チェリンボ戦闘不能!モウカザルの勝ち!!」



「兄者!!」



「よくやったな!炎神ー!!」



天雅は嬉しそうに駆けて来た炎神を、思い切り撫でてやった




「よく頑張ったな…………『とっしん』受け止めた時、痛かっただろ?ごめんな」



「兄者の為だからな、俺に謝ることはない」



炎神は、笑ってそう答えた



「お前は優しいな、炎神。それじゃあ後はゆっくり休んでくれ」



そう言うと、天雅は炎神をモンスターボールに戻した




「さっきの『かえんぐるま』、凄かったわ天雅くん!……………でも、まだ油断は禁物よ?」



ナタネはモンスターボールを取り出してそう言った、それを聞いた天雅は………………




「悪ぃケド油断なんてしねぇし、負ける気もしねぇんだ俺」




いつもの、挑発的で人を引き付ける顔をした




「私も、ジムリーダーとして負けられないわ!…………行け!ロズレイド!!」



「勝つのは俺達だ!…………頼んだぜ、強羅!!」





「ギャラドス対ロズレイド試合開始!!」