8話/未知の場所でもマナーは守れ!!
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「な、何故ズバットの位置が分かった!?」
予想外の攻撃を受けたジュピターは驚きを隠せていなかった
「それはお前らが気付いてなかっただけだ」
「何ですって…………!?」
「さっき俺が炎神に連続で『ほのおのうず』を指示したのは何でだと思う?」
「あれは私達に攻撃しただけでしょ!?」
「まぁ、当たればいいなぁとは思ってたけど…………ホントはアンタらの気を引くためだったんだ」
「じゃあその間にムックルは……………!」
「あぁ、『くろいきり』の覆っている範囲から抜け出すように指示してた。」
そう言って天雅はいつものようにニヤリと笑って答えた
「………………そう、…………………フフフフフフ、さすがマーズに勝っただけの事はあるわ!!―――でも」
次の瞬間、スカタンクが天雅に飛び掛かってきた
「―――!!?しまったっ!!」
反応出来ずに天雅はそのまま壁に突き飛ばされた
「兄者っ!!!」
「マスターっ!!!――――お前よくも………!」
「……………にゃろう」
いつも体を鍛えていたお陰か、天雅はすぐに起き上がった
「あら、なかなかタフなのね。でもこのスカタンクはズバットとは桁違いに強いわよ………いつまで耐えられるかしら!?」
すると、さっきと同じようにスカタンクは天雅に技を放つ
「てめえ、これがポケモンバトルだって忘れてんだろ……………」
その時、スカタンクは両側から同時に攻撃を受けた
「なっ……………!?」
「兄者には触れさせない…………!」
「お前らは俺達のマスターを傷付けたんだ!覚悟は出来てるんだろうな!?」
炎神と駿羽が凄い気迫で、スカタンクとジュピターに詰め寄る
「……………ありがとな、炎神、駿羽」
天雅がそう言うと二匹は振り返って笑った
「くっ……………!スカタンク!『かえんほうしゃ』!!!」
「炎神、『ほのおのうず』」
「どうせさっきと同じようにスカタンクは打ち消すわよ!……………!!?」
しかし、スカタンクの『かえんほうしゃ』は炎神の『ほのおのうず』にぶつかった途端押し返され、放った本人に当たった
「スカタンク!さっきはこっちが勝っていたのに…………何をした!?」
「別に、ただ本気を出しただけだぜ?」
天雅のその言葉に、ジュピターの顔が引きつった
「本気………?じゃあ今までの攻撃は全力じゃなかったの……………!?」
「そゆこと、………駿羽、『はがねのつばさ』」
駿羽の翼はスカタンクの顔面にクリーンヒットし、そのままジュピターの方へ突き飛ばした
「うわぁぁぁっ!!」