5話/決意の朝
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―204番道路―
「強羅ー、本当に此処なのかー?」
コトブキシティから北へ行ったこの道路で、ムックルの群を捜し始めて一時間…………天雅達は目当ての群が全く見つからずに困っていた
「あぁ、聞いた話だとこの近くに集まってるらしいんだが……………」
「もしかして、もう移動したのかも…………ぐすっ」
ムックルは自分の群が見つからず、不安が募っていく
「だ、大丈夫だよ!僕達が見つけてあげるから!!ねっ?」
それを見た炎神は慌ててムックルを慰める
「炎神の言う通りだぜ、ムックル。それに強羅の情報が間違ってた事は一度もないから、信頼しろよ?」
「うん…………っ、分かった……」
そう言ってムックルは、溢れそうになる涙を堪えた
―30分後―
「み、見つからない……………」
まだ、ムックルの群を見つけられずにいた
「くそー、本当に移動しちまったのか………!?」
さすがの天雅も少し心配になってくる
すると、後ろでムックルが悲しそうに呟いた
「うぅっ……もしかして俺、置いてかれたの…………?」
「えっ?」
ムックルの突然の言葉に天雅は驚く
「だって、これだけ捜しても見つからないし………俺のことなんてきっと……」
「馬鹿っ!!仲間が捜してるかもしれねーのに、お前がそんな事言ってどうする!!?」