5話/決意の朝
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ベッドに腰掛ける天雅の横では、ムックルが静かに眠っていた
その顔には、涙の跡が残っている
「はぁ、泣き疲れて眠ったか………」
「…………天雅」
「なんだぁ?」
「本当にコイツを群まで連れていく気か?」
そう言って強羅はムックルを見る
「あぁ、別に急ぐ旅じゃねぇんだし………このまま一匹にしておくのも可哀想だろ?」
「お人好し………」
笑顔で言う天雅に強羅は少し呆れていた
「あははっ!悪いな、俺そーゆー質だからさ。明日も早いんだし、そろそろ寝るぞ」
カラカラ笑いながら部屋の電気を消し、天雅はベッドに潜った
そしてすぐに規則正しい寝息が聞こえてくる
「うわー、早いねー」
「アレはもはや特技だな、それじゃ、炎神ももう寝ろ」
感心したように天雅を見ている炎神にそう言うと、強羅はドアの方に向かって歩いていく
「どこ行くの?強羅お兄ちゃん」
「ちょっとな………早く寝ろよ?」
それだけ言って、強羅は部屋を出た
炎神は強羅がどこに行くのか少し気になったが、言われた通り自分のモンスターボールに入って眠ることにした