2話/走れーーーっ!!!
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―PC―
「はい、ヒコザル元気になったわよ」
「どもっス、ジョーイさん」
ヒコザルの入ったボールを受け取った天雅がにっこり笑ってそう言うと、ジョーイさんはみるみる赤くなった
「あっ!ど、どういたしまして…………っ」
「(相変わらずの殺傷力だな………)」
そんなことも知らずヒコザルをゲットして上機嫌の天雅は、ニコニコしながらPCを後にした
(すれ違った人たちは皆赤面していたそうな…………)
町の中心から少し離れた所で、先程ゲットしたヒコザルをボールから出す
「ヒコ…………?」
「ヒコザル、さっきは驚かして悪かったゴメンな?俺の名前は天雅っていうんだ。ところで、何であんな必死に走ってたのか理由を聞かせてくれよ?」
するとヒコザルの姿が変わっていき、オレンジ色の髪をした小さな男の子になった
「さっきはごめんなさい、ボク逃げてる途中だったんだ。さっきお兄さんが話し掛けてきた時、ボクのこと連れ戻しに来たと思って………」
「(お、お兄さん……!?)えっと、ちなみに誰に追い掛けられていたんだ?」
「それは………「おい!いたぞ!!」―――!!」
突然聞こえてきた声のする方を向くと、白衣を着た二人の男がこちらに走ってきた
「探したんだぞヒコザル!………もしかして、君がヒコザルを?」
「ああ、そうだ。ところでアンタ達は誰なんだ?」
いきなりやってきた二人組を、天雅は不審そうに見ながら答える
「あぁすまない、私達は『ナナカマド研究所』の者です。そのヒコザルは新人トレーナー用のポケモンでね、研究所から逃げ出してしまったので捜していたんだ。」
「え?新人トレーナー用のポケモン!?マジかよヒコザル。…………じゃあ何で逃げ出したんだ?」
するとヒコザルは俯いてモゴモゴと小さい声で言った
「おくすり………ヤだったから………」