21話/真紅の怒り
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『誰か』はそう言って微かに笑うと、ギンガ団の方に向き直った
『湖を汚した罪………………償ってもらおう、ゴウカザル・ルカリオ・エルレイド!上に跳べ!!』
『誰か』が指示を出すと、炎神達は地面を蹴って宙に跳んだ
『今だ、ドサイドン「じしん」!!』
「了解」
三匹が跳び上がると、次に破山が『じしん』を使い地面を大きく揺らす
だが強羅と駿羽は飛行タイプを持っているため、『じしん』はギンガ団にのみ当たる
「くっ!ドクロッグ、ドサイドンに『かわらわり』!!」
幹部の男は揺れに耐えながら、自分のドクロッグに指示を出す
そしてドクロッグは、破山に向かって『かわらわり』を決めに行くが…………
『ギャラドス、「アクアテール」』
ドクロッグの目の前に強羅が立ちはだかり、すかさず『アクアテール』で吹き飛ばした
「ドクロッグ!総員、ポケモンを出せ!!」
幹部の指示で、ギンガ団は自分のポケモンを出そうとする
「ゴウカザル・ルカリオ・エルレイド・ムクホーク!ボールの開閉スイッチを壊すんだ!!」
『誰か』が素早く指示を出すと、駿羽は団員達のボールを弾き落とし
その隙に三匹はボールの開閉スイッチを壊して、ポケモンを出せない様にした
「なっ………!?ドクロッグ『どくつき』!」
『「はかいこうせん」っ!!!』
唯一残ったドクロッグは、紫色に光った手を強羅に叩き込もうとしたが、『はかいこうせん』が直撃して戦闘不能になった
「ドクロッグ!!」
『勝負、あったな………………さぁ、今すぐ湖を去れ!!!』
『誰か』はそう言い放ち、鋭い眼差しで幹部の男を睨み付けた
「私も負けてしまったか…………まぁいい、アグノム捕獲の目標は達成した…………………撤収するぞ!」
すると、何台ものヘリコプターが現れ団員達はそれに乗り込む
幹部もヘリに向かうが、ふと『誰か』の方に振り向いた
「お前が何者なのか………………興味が湧いた、アグノムを取り戻したいなら、トバリの本部に来い」
『そうか……………貴様の名は?』
「…………サターンだ」
そう答えたサターンは、怪しい笑みを零しヘリに乗り込む
そしてギンガ団を乗せたヘリは浮上し、トバリ方面に向かって飛んでいった
『とりあえず、一段落か…………力を貸してくれて、ありがとう』
『誰か』は強羅達に小さく笑うと、すぐさま横たわったポケモン達の方に駆け寄る
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