―翌朝―


「傷は完治したし、もう大丈夫よ!」

「ありがとうジョーイさんよかったな、エルレイド!」

「えぇ」


ジョーイに診てもらったエルレイドの怪我は、無事に完治していた


「さてと、これからお前はどうするんだ?」

「………拙者は、今まで武者修業の旅をしていたでござる……………しかし」


エルレイドは急に俯き、何か悩んでいるように見えた


「?どうした?」


「天雅殿、もしよければ………天雅殿のポケモン達とバトルさせてはもらえぬだろうか?」



「えっ!?」



「それで、拙者が勝ったら……………拙者を天雅殿の仲間にして欲しいのだ!!」



エルレイドが真剣な眼差しで天雅を見つめると、天雅はニッコリ笑って



「いいぜ!」



と答えた



「ありがとう、天雅殿!!」


「言っとくけど、手加減しねぇからな?」


「望むところでござる!!」



――――――――――――



「それじゃー、準備はいいか?」


「いつでも戦えるでござるよ」


「んじゃ…………頼むぜ、誠勇!!」


「御意!」


エルレイドに対して、天雅はルカリオの誠勇


「先手はお前に譲るぜ!!」


「全力で参る!!」


エルレイドは誠勇に向かってダッシュし、そのまま攻撃の構えをとる


「何を仕掛けてくるんだ…………?」


「『リーフブレード』!!」


エルレイドの肘の刀が光り、それを一気に振り下ろした


「避けろ!!」


「くっ…………!!」


誠勇は後ろに退き、間一髪のところで『リーフブレード』をかわす


「今度はこっちの番だ!『ブレイズキック』!!」


「はぁっ!!」


「『かげぶんしん』!」


「ちっ………!」


『かげぶんしん』によってエルレイドは一瞬でいくつもの分身を作り出す


「…………くっ!」


何体もの分身に囲まれてしまった誠勇、するとエルレイドは一斉に眼を閉じた


「何だ…………!?」


すると、エルレイドの前に突然刃が現れる


「あの技は…………っ!!」


「『サイコカッター』!!!」


エルレイドが叫ぶと、囲まれている誠勇に向かって『サイコカッター』を放つ


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