16話/人気者はつらいよ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
―PC―
『ごめんなさいっ、初恋の貴方の頼みでも私の大事なコロトックは渡せないわ!!!』
『………………そうか、私の方こそ無理を言ってすまなかった』
『本当にごめんなさい…………貴方の最後の願いを叶えてあげられなくて……』
『いや、いいんだ。君達の強い絆を見せてもらえただけで嬉しいよ…………』
ジャジャージャーン!!
ババーン!
「うわーん!!泣けるよぉ~~~!!!」
「あ、駿羽のヤツ。また『ポケマジ』見て泣いてる」
天雅はソファーに座り、先日手に入れたノモセジムのフェンバッジを磨いていた
結果は勿論、天雅のストレート勝ち
そして現在は、前回ジムリーダーが不在だったヨスガジムに向かっていた
「どこが泣けるんだろうね、あのドラマ」
「さぁ…………」
「えー!十分泣けるでしょー!?ぐすっ」
破山の冷めた感想に対し、駿羽は反論する
「ほら駿羽、ティッシュ」
「ん、ありがとう」
[#da=1#]の渡したティッシュで、駿羽は感動の涙を拭う
『皆様こんばんは!「トレンド通信」のお時間です!!早速、今最も注目の最情報新をお届けします♪』
テレビは次の番組に変わっていて、放送されていたのは最先端情報を伝える『トレンド通信』
『それでは、まず最初の情報は…………「今、最も注目!黒髪の超美形トレーナー!!!」何やら期待出来そうです!』
「超美形ねぇ………」
「見た目だけなんじゃないのか?」
「強いのか………?」
「天雅様の足元にも及ばないでしょうけどね」
『そのトレーナーは、現在クロガネ・ハクタイ・トバリ・ノモセのジムを、凄い勢いで勝ち抜いている実力者という情報があり
どのジムでもストレート勝ち!インタビューしたリーダーからも、絶賛の言葉が出ています!!』
「へぇ、バッジ四つって事は俺と同じか…………」
『そして、そのトレーナーは美しい黒髪を持つ超美形で、顔は男性のようですが実は女性とのこと!
ジムリーダーから、バトルをした一般トレーナーの間でファンが急増しています』
「俺もバトルしてみたいなー」
「ねぇ、まさかと思うけどさ……………」
「…………当てはまり過ぎないか、これ」
『そして、その美形トレーナーの取材は未だに成功していません!
実際にバトルをしたトレーナーに取材したところ、現在確認出来ている手持ちのポケモンは
ギャラドス・モウカザル・ムクホーク・ルカリオ・ドサイドン
とのことです!!』
.