15話/リッシ湖の想い
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―リッシ湖―
そこはシンジ湖と同じく、『シンオウ三大湖』と呼ばれる湖の一つだった
そこへ天雅達は立ち寄っていた
「うわー、綺麗な場所だな!!」
湖に着くと、天雅は嬉しそうに駆け出しはしゃぐ
「なんか、シンジ湖思い出すなー」
「あぁ、ここまで綺麗な湖は久しぶりだ……………」
シンジ湖に思い入れのある天雅と強羅は、どこか嬉しそうにリッシ湖を眺める
「天雅様、シンジ湖とは……………?」
「このリッシ湖と同じ『シンオウ三大湖』って呼ばれる湖で、俺の住んでた町の近くにあるんだ」
「ちなみに俺は、シンジ湖に住んでいた」
「んで、強羅と初めて会ったのもシンジ湖だ」
「へぇー…………」
「ねぇ、出会った頃の話聞かせてよ」
「えっ?」
「兄者、俺も聞きたい!!」
「俺もーっ」
「是非とも聞かせてください天雅様!!」
四匹に期待に満ちた瞳で見つめられた天雅と強羅は、小さく笑って自分たちの過去を話し始める
「そうだなー、強羅と出会ったのは俺が五歳の時だったんだ……………」
「俺もまだコイキングだったな……………」
「あの時、強羅泣いてたし」
「お前こそ」
「あの時の俺、泣き虫だったからな……………」
「俺は連戦連敗だ…………」
「それで俺は泣きたい事があると、いつもシンジ湖に行ってたんだ…………」
「そして偶然、シンジ湖で出会ったんだ」
「お前達、俺の目標は知ってるよな?」
天雅は不意に、話を聞いている炎神達に質問する
「マスターの目標は『強くなること』、だよね?」
「実はな、その目標は強羅と出会った時に約束した目標なんだ…………」
「そうだったのか…………」
「それにしても、天雅が泣き虫だったって言うのは、ちょっとビックリかも」
破山は面白そうに笑ってそう言う
「天雅様の小さい頃………きっと天使のようにお可愛らしかったんでしょうね」
誠勇は顔を緩ませて、何やら妄想に走っている