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〇〇降臨!!

「まだ歌ねェつもりですかィ?」

カラオケに入ってから2時間は経つと云うのに未だ一曲も歌っていない土方

この日は珍しく2人揃って非番だった

「るせェな、俺はカラオケの気分じゃねぇんだよ」

無理矢理連れてこられたというのもあるが、土方が歌わないのには理由があった

ー7月8日

この日は沖田の誕生日

プレゼントを渡すタイミングにしろ、シチュエーションにしろ土方が考えていたものと全然違った為に焦っていたからだ

そんな土方に対して沖田は自分が誕生日ということもすっかり忘れ、歌っては休んでを繰り返している

一緒にカラオケに行くのは初めてではないが、何をやらせても楽にこなす沖田は歌も上手く聴き入ってしまう

歌を聞きながらテーブルの上の飲み物を手に取ると、不意に沖田と視線が重なった

「ねェ、土方さん」

「…なんだよ」

なかなか視線を逸らさない沖田に土方もじっと見てしまう

何かを言うのかと思えば、少し考えるかのように首を傾げてマイクを渡してきた

「は…?」

「一曲歌って下せェよ」

(いやいやいや、ここで歌ったらプレゼント渡せ…あ!!)

その手があったと、渋々曲を選び始める

「歌ってくれるんですかィ?」

土方が選曲してる様子に沖田は嬉しそうに微笑んでいた

「ああ…」

きっとどの曲を選んでも喜んでくれるんだろうが、どれにしようか迷っていたら意識が段々薄れていく

…嗚呼
これは不味いなと思ったら、そのまさか

体が勝手にアニソンのページに捲っていく

心の中で沖田にごめんなと謝り、意識が完全に遠退いた

「沖田氏に向けてプ〇キュア歌うでござる!!」

元気よく流れる曲は、妖刀に取り付かれてた時に着信音にしていたもの

域なりの展開に沖田も目が点になる

「…土方さん?」

そんな沖田に気にもくれず土方のへたれた部分、トッシーは歌い続ける

「プ〇キュア、プ〇キュア…♪」

既に唖然としている沖田はトッシーが一曲歌いきるのを待つことにした

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