大切な存在
「……な、なんで…お前と」
思った事を率直に問い掛ければ
「…言って置きますけどねィ、土方さんから誘ってきたんですぜ」
欠伸をしながら無表情に返されれば唖然とするしかない
総悟の事を仲間としてだけでなく、恋愛の対象として見てしまっていた不埒な感情があったのも確かだったから
余計に混乱する俺にいつの間にか着替え終えた総悟はニヤリと含み笑いをして立ち上がると
「じゃあ、土方さんまた後で」
総悟は振り返る事なく俺の部屋を後にした
それからと言うもの求められる度に俺は総悟と躯を重ねた
好きだから
叶わないと思っていたから、最初は躯だけの関係でも満足していた
だが、半年と言う時間を経て心に穴が空いたような虚しさだけが残った
回数を重ねれば重ねる程に
そして初めての朝以来、目覚めた時に決まって一人部屋にいる事に辛ささえ感じるようになった
"もう終わりにしよう"
この関係に終止符を打とうと俺は今夜来るであろう総悟に告げる決意をした
思った事を率直に問い掛ければ
「…言って置きますけどねィ、土方さんから誘ってきたんですぜ」
欠伸をしながら無表情に返されれば唖然とするしかない
総悟の事を仲間としてだけでなく、恋愛の対象として見てしまっていた不埒な感情があったのも確かだったから
余計に混乱する俺にいつの間にか着替え終えた総悟はニヤリと含み笑いをして立ち上がると
「じゃあ、土方さんまた後で」
総悟は振り返る事なく俺の部屋を後にした
それからと言うもの求められる度に俺は総悟と躯を重ねた
好きだから
叶わないと思っていたから、最初は躯だけの関係でも満足していた
だが、半年と言う時間を経て心に穴が空いたような虚しさだけが残った
回数を重ねれば重ねる程に
そして初めての朝以来、目覚めた時に決まって一人部屋にいる事に辛ささえ感じるようになった
"もう終わりにしよう"
この関係に終止符を打とうと俺は今夜来るであろう総悟に告げる決意をした