圧倒的、悪意
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「早く避難を!!!」
そういってみんなを誘導しようとする飯田くん。
すると13号の前に黒いモヤが出現した。
「はじめまして、我々はヴィラン連合。
この度、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思いまして」
そういったヴィランは、本来ならばここにオールマイトがいるはず、とも言葉をもらした。
情報がどこからか流れているということ…?
爆豪くんと切島くんが個性を使いヴィランに突っ込んでいく。
『2人ともダメ!13号先生が個性使えない!!』
そんな言葉も虚しく、2人はヴィランに攻撃を仕掛けてしまい、私たちは黒いモヤに包まれてしまう。
後ろに思わず引いたが、私たちを真ん中にモヤで包まれてしまいなす術がなく、相手の攻撃を受けてしまった。
暗闇に包まれて、ぐるぐる回る感覚がする。
急に霧が晴れ、目を開けると空から地面に目掛けて落ちていく。
ここは、倒壊ゾーン!?
私が落ちているのは、ちょうどビルの上だった。
体勢を整えて、足から着地を行う。
高いところから落ちた時に感じるピリピリとした痛みが少し足に響く。
ビルの端に足をかけ、周りの状況を確認する。
外にはヴィランの姿が見えない。
ということは、ビルの中に身を潜めているということだろうか?
とりあえずこのビルを降りよう。
身体強化の歌を軽く歌い、集中力を極限まで高めて屋上を出た。
「うっひょー!!!!!可愛い女の子じゃーーーん!!」
「俺たちといいことしようぜ!!!」
屋上から1階ずつに下がっていくと、途中の階にヴィランが固まっていた。
大人数の戦闘は苦手な方なんだけど、舐めてかかっている間に叩きのめす!!!
私は息を吐き、一気にヴィランとの間合いを詰め、攻撃を仕掛ける。
回し蹴りにかかと落としなどを連続で繰り出し、このフロアのヴィランは全て床に突っ伏している。
「サナ!倒壊ゾーンに飛ばされてたのか!!無事か!?」
下から階段を駆け上がってくる音が聞こえたので構えていると、そこにいたのは切島くんだった。
『切島くん!無事だよ!
切島くんもここに飛ばされてたんだね!』
「良かった…!爆豪もいるぜ!」
顎を後ろにクイっとすると、後ろには爆豪くんがいた。
『私たち3人だけかな…?』
「他のビルも軽く見たけど、戦闘の残骸はなかったし、俺らだけだと思うぜ!
俺らはワープゲートを倒しに行くけど、サナはどうすんだ?」
『他のところに飛ばされた、みんな心配だけど…私はみんなの力を信じる!
それよりも相澤先生の所にいたヴィランが凶悪だと思うし、私も広場に向かう!』
「うっし!じゃあ急いで向かおうぜ!」
私たち3人は広場に向かって走り出した。