戦闘訓練
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「あ、尾白を上半身裸にさせた白雪だ」
「スカートめくり上げた白雪だ」
「轟に馬乗りになって抱きついてた白雪だ」
モニタールームに戻ってくると恥ずかしいことを口々に言われる。
『私が悪かったからー!!もう蒸し返さないで〜!!』
顔を隠して、ごめんなさい!と連呼する。
手の下の顔はかなり真っ赤だ。
「「「「(正直、尾白と轟がくそ羨ましい!!!!!)」」」」
「白雪少女、お疲れ様だ!
今、丁度講評をするところだよ!
では八百万少女」
「…はい、オールマイト先生。
まずはIチームは個性の把握をきちんとし、それに合った役割や配置ができていました。
そしてその後の連絡でも連携を取ろうという姿勢も大事だったかと思います。
白雪さんが何かに気付いてジャンプをしていましたが、間に合う間に合わないは別として無線で即座に連絡してもよかったかと思われます。
あの思ってもいない個性の使い方で、葉隠さんと尾白さんが、すぐ反応ができたかは分かりかねますが…。
白雪さんは、直接攻撃をできる個性ではないですが、それが轟さんを油断させ、追い詰められた事でもあるかと思います。
危機回避能力と体術を巧みに使い、捕獲手前まで追い詰めることができましたが、最後は個性の時間切れ…でしょうか?
捕まってしまうという結果でしたが、とても良かったと思いました。
轟さんは圧倒的な個性の力でしたが、圧倒的な力があったからこそ、白雪さんとの戦闘で油断をしてしまっていたのが減点されるところでしょうか…
障子さんは精巧な探索力があった為、轟さんが戦闘中ということを把握し、核の回収を優先させておりました。
探索力を駆使し、他に動くことができるヴィランの有無など把握することができ、見事ヒーローチームを勝利へと導きました。
よって、今回のベストは障子さんかと思われます」
『百ちゃん、さすがの考察すぎる…』
思わず横で聞いていて拍手をしてしまった。
凄い勉強になる…。
確かにあの時、確信は持てなかったけど拭えない違和感があった。
チームプレーの為、何かがおかしいと思った時は勘だとしても、連絡することが大切だなあ…。
ひとまずの目標は、停止の歌をしっかりと使いこなすことだなあ!
この戦闘訓練で新たなる課題が見えた。
うんうんと頷き、ガッツポーズをしていると視界の端に唇を噛み締める爆豪くんがいた。
爆豪くん……。
私はその姿から目を離すことがなぜかできなかった。