入学試験
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『置いていってごめんね!大丈夫だった?』
紫色の頭の男の子と盾の個性の女の子のところへ駆けていく。
「うん…!本当にありがとう!」
「天使だ…天使が現れた…!
やっぱオイラ死んじまったんだな…」
『こっちの子大丈夫かな…?』
ハハ、と苦笑いを女の子とし合い、ひねったところを触る。
「いっ!」
『ごめんね、さっき個性ほぼ使っちゃって、声かすれ気味だけど、治せると思うから…〜♩』
治癒の歌で女の子の足を治す。
『どうかな?』
「す、すごい!痛くない…!!
本当に、ありがとう!」
んん、と喉を鳴らすと、イガイガするものを感じる。
さすがにギミックで使ったのがきてるなあ。
個性の強化もっと頑張らないと…とこれからの課題ができる。
「天使の歌声…おいらの迎えはもうきちまったな…」
紫色の頭の男の子はがっくりと安らかな顔で倒れてしまった。
「はい、お疲れ様〜〜〜
ハイハイ、ハリボーだよ〜」
と後ろから声をかけられる。
「リ、リカバリーガール!」
私は振り返ると、背の小さな杖をついたおばあちゃんが立っていた。
「おや、あんた達は大丈夫みたいね」
「は、はい…私は足ひねっていたんですが、この子が治してくれて…」
と女の子が私に手のひらを向ける。
「おや、あんたは治癒の個性なのかね?」
ハリボーをみんなに渡してくる、リカバリーガール。
『あ、ありがとうございます。正確には治癒じゃないんですけど、治癒も使えるというか…』
「そうかい、そうかい。
あんた達は大丈夫なようだし、他のケガ人を探しに行くさね」
コツコツを杖をついて、他のケガ人を探しに行ってしまった。
何はともあれ、無事実技試験終わって良かった〜。
首をポキポキと鳴らし、ふーっと息を吐く。
さて、着替えて帰ろうかな。
『私、帰るね!無事で良かった。
またね!』
と女の子に手を振りながら帰ろうとする。
「あ、あの!あなたのお名前は?」
『私?私は白雪サナ!よろしくね!』
にっこりと笑って、手を振りながら歩き出した。