星々で出会う星獣たち

《カペラ》

「ふふっ…見ぃーつけた。大人しくぬいぐるみになってほしいなぁ」
「お願いがあります。私の体から…星の雫を抜いてくれませんか?」

第6話『どーる・ぱにっく!?』にて登場。
モコモコとした毛が特徴的な羊がモチーフのぬいぐるみの女性。
ぬいぐるみの為、種族や年齢は不明。
戦闘スタイルは、巨大な縫い針を槍や剣のように扱うスタイルだが、毛糸を絡ませて自由を奪ったりとトリッキーな戦い方も出来る。
縫い針で相手を突き刺す事によって相手をぬいぐるみ化する事が出来る。
星獣ではない為、暗闇では目が利かないがその代わりに聴覚が鋭く、同じ建物にいる者の足音を聞くだけでどこに居るのかが分かる。

かつて冥天獣達が資源を求めて鉱石採取をしていた星『コール星』に住むぬいぐるみ。
元々は冥天獣の少女が持つただのぬいぐるみだったが長い年月の中で自我を持った。
雨の様に星の雫が降り注いだ時、偶然それが体内へと入り込み、体を自由に動かせるように。
しかし、ぬいぐるみの身体には、星獣達のように星の雫を制御する能力が欠落していた。
星天獣達の間では『スタードロップ欠落症』と呼ばれ、個人差もあるが数ヶ月から数年置きに体内に溜まる星の雫を排出させなければならない不治の病。
星の雫を溜めすぎたことにより、欲望のままに活動するしか出来なくなったカペラは、コール星の近くを通る宇宙船のシステムにエラーが出るように思念波を出し、次々とコール星へと引き込んでいった。
そして、星獣達を次々とぬいぐるみへと変えていき、町を新しく作り直したりしていた。
アクア活躍で体内の星の雫を排出してからは落ち着いた性格へと戻る。
一度は『いずれまた同じ事を繰り返す』と星の雫を完全に抜き、カペラ自身の意思を失う事を志願するもアクア達はこれを拒否。
魔女のポラリスに相談し、ポラリスの星でぬいぐるみ達と暮らす約束をした。
アクア達が旅立った後は、アクア達が無事に旅を終え、ポラリスの星へ案内してくれる日を楽しみにぬいぐるみ達と暮らしている。


☆作者から☆
名前の由来は『ぎょしゃ座α星』から。
こういう狂気に満ちた子とか良くないですか…
良いですよね?そう、良いんですよ。
相手をぬいぐるみ化する能力はまぁチートですよね…。
因みにこの能力はぬいぐるみだから使える力なので、幾ら使っても冥天獣の魔力や星天獣の星の力のように『力を消費する』という概念はありません(やっぱりチート…
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