夏海はリュークに呼ばれL達がいる部屋に戻った。

「夏海貴方のことを知りたいんです。
言える範囲でいいので教えてください。
痛みを感じなくなったとはどういう事ですか？」

「私が3つくらいの時までは
殴られたりしたら痛かったのに痛くなくなった。
爪剥がされても痛くなくなったの。」

「そう…ですか…。
では、感情があまり理解出来ないとは？」

「楽しいとか嬉しいとかがよく分からない。
リュークは楽しいことないかなーって言うけど
それがあんまり理解できない。
あと、笑えない。
笑い方がわからないの。」

「感情は私たちとレムとリュークがいますから。
少しづつ知っていきましょう。
あと、性的暴行されたと聞きました。
言いにくいので答えなくてもいいんですよ。」

「性的暴行ってなに？」

「性的暴行は男性に無理矢理される事です。
夏海は男性にされたことを覚えてますか？」

「うん。毎日いろんな人が来て
お父さんにお金渡してた。
それで私の上に乗っかってくるの。
下から血がいっぱい出てたのを覚えてる。
初めてそれが始まったのは5つの時
お父さんに助けてって言ったけどお父さんそのまま出ていった。」

「5歳…の時ですか…。
分かりました。
言いにくいことをありがとうございます…。」
Lは怒りを堪え夏海に笑いかけた。
ワタリとレムとリュークは夏海の話を聞いて絶句した。