夏海は疑問に思っていたことをLとワタリに聞いた。
「なんで、ワタリって名前じゃないのにワタリなの？」

Lとワタリは驚愕した。

「何故、そう思うのですか？」
Lは夏海に聞く。

「だって、キルシュ=ワイミーって名前でしょう？
Lはエル=ローライト
なんでワタリ？」

「その名前をどうやって知ったんですか？」
Lは少し目付きを鋭くして聞く。


「名前が見えるの。
頭の上に。あと寿命も」

Lとワタリは信じられないと言った顔で夏海を見た。
だが、こうして自分達の名前を言い当てられているだけに否定出来なかった。

「夏海…。私達の名前は世間には教えられないんです。
身分を隠してますから。
だから、夏海も決して誰にも言ってはいけません。
いいですね？
あと、名前と寿命が見えることも私達以外には言ってはいけませんよ。」


Lは優しく夏海に言い聞かせた。