謝罪しに
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「そういえば、誰にアポイントメントとったの??」
「アポイントを取らせてもらったのはTRIGGERのマネージャー姉鷺さんです」
「男?女?」
「それがちょっとわからなくて」
紡がアポイントを取った相手の性別について考え始める二人を見て琴音は苦笑いを浮かべた。そして、これからこの二人がむかえる修羅場に憐れんだ。なんてたって、琴音自身はさきほどお叱りを受けてきたばかりだったのだ。
「お二人さん、今あの人カンカンに怒ってて収集つかないから...頑張って」
「どう頑張るんだ!?」
「取りあえず、言い返さないで素直に謝って...
無茶振りしてきても素直に応じて...
あの人の気が収まれば解放されると思うから」
「どのくらいで気は収まるでしょうか?」
「うーんそうだなぁ...
私はボールペン一本で収まったかな?
まぁ行けばわかるよ」
意味深な言葉を残して立ち去る琴音。その後ろ姿が見えなくなるまで二人は呆然としていた。そんな二人は、その人物と対面することでやっと琴音の言っていた言葉の意味を理解する羽目になった。
*****
「申し訳ありませんで済むと思ってるの!!だいたい、テンションが上がっちゃったから踊っちゃいましたってなんなのよ!」
自己紹介を終わらせ早速頭を下げようした大和だが、姉鷺の一喝でその動きは止まる。一方、ボキッと姉鷺は苛立ちのまま持っているボールペンをへし折った。
「言い訳ではありません!色々と事情がありまして…ホントに他意がなく開放的な気分に…」
「ハァ!?じゃあアンタのところのグループはテンションが上がっちゃったらいつでも踊りだすわけ!?じゃあ今踊って見なさいよ
ほら!!そこのリーダー!!」
「いや…今はそういうテンションじゃ…」
「テンションじゃない!?じゃあ上げてあげるわよ!!」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!!
姉鷺は手拍子を始める。そして、顔をひきつらせている大和に尋ねた。
「どうなの??」
「…70%ってとこです」
その言葉に姉鷺は額にさらに青筋を立てた。
「70%!?後の30%は自分の力であげなさいよ!!他力本願の人!!」
「…すいません」
姉鷺に圧倒され一先ず謝る大和の隣ではこの展開についていけず紡がポカンとしていた。案の定それは姉鷺の神経を逆なでする。
「アンタ!!なにボサっとしてんのよ!マネージャーでしょ」
「申し訳ありません!おっしゃる通りです…ッ!!」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!
姉鷺の怒声に触発され紡も手拍子をした。だが、その展開に完全に一番困っているのはおだてられている大和だった。
「…マジかよ」
「100%いったの!?」
「…えっと」
姉鷺の言葉に大和は言葉を濁す。その様子に、今度は姉鷺と紡が同時に手拍子を鳴らした。
ハイ!!ハイ!!ハイ!!ハイ!!
このままでは埒があかないと大和は慌てて声をあげた。
「すいません!来ました!!!100%来ました」
「テンション100%の貴方はどうするの!?さっきなんて言ったってけ??」
「踊りだします!!
上着持ってて、マネージャー
…じゃあお見苦しいですが」
大和は機嫌をこれ以上損ねないためにも、上着を紡に預けて踊りだそうとするのだが、それに姉鷺は金切り声をあげる。
「は!?踊るの!?
頭下げに来といて踊りだすってどういう神経してんのよ!!」
「じゃあどうしろっつーんだよ!!」
「はぁぁ??」
不本意ながら仕方なく踊りだそうとしていたのに怒鳴られた大和は、じゃあどうすればいんだよっと逆上して言い返してしまう。すぐに、イケないとハッとして顔を青ざめるが時すでに遅し。姉鷺の神経をさらに逆なでしてしまった。姉鷺は苛立ちをぶつける様にもう1本のボールペンをへし折るのだった。
「アポイントを取らせてもらったのはTRIGGERのマネージャー姉鷺さんです」
「男?女?」
「それがちょっとわからなくて」
紡がアポイントを取った相手の性別について考え始める二人を見て琴音は苦笑いを浮かべた。そして、これからこの二人がむかえる修羅場に憐れんだ。なんてたって、琴音自身はさきほどお叱りを受けてきたばかりだったのだ。
「お二人さん、今あの人カンカンに怒ってて収集つかないから...頑張って」
「どう頑張るんだ!?」
「取りあえず、言い返さないで素直に謝って...
無茶振りしてきても素直に応じて...
あの人の気が収まれば解放されると思うから」
「どのくらいで気は収まるでしょうか?」
「うーんそうだなぁ...
私はボールペン一本で収まったかな?
まぁ行けばわかるよ」
意味深な言葉を残して立ち去る琴音。その後ろ姿が見えなくなるまで二人は呆然としていた。そんな二人は、その人物と対面することでやっと琴音の言っていた言葉の意味を理解する羽目になった。
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「申し訳ありませんで済むと思ってるの!!だいたい、テンションが上がっちゃったから踊っちゃいましたってなんなのよ!」
自己紹介を終わらせ早速頭を下げようした大和だが、姉鷺の一喝でその動きは止まる。一方、ボキッと姉鷺は苛立ちのまま持っているボールペンをへし折った。
「言い訳ではありません!色々と事情がありまして…ホントに他意がなく開放的な気分に…」
「ハァ!?じゃあアンタのところのグループはテンションが上がっちゃったらいつでも踊りだすわけ!?じゃあ今踊って見なさいよ
ほら!!そこのリーダー!!」
「いや…今はそういうテンションじゃ…」
「テンションじゃない!?じゃあ上げてあげるわよ!!」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!!
姉鷺は手拍子を始める。そして、顔をひきつらせている大和に尋ねた。
「どうなの??」
「…70%ってとこです」
その言葉に姉鷺は額にさらに青筋を立てた。
「70%!?後の30%は自分の力であげなさいよ!!他力本願の人!!」
「…すいません」
姉鷺に圧倒され一先ず謝る大和の隣ではこの展開についていけず紡がポカンとしていた。案の定それは姉鷺の神経を逆なでする。
「アンタ!!なにボサっとしてんのよ!マネージャーでしょ」
「申し訳ありません!おっしゃる通りです…ッ!!」
ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!
姉鷺の怒声に触発され紡も手拍子をした。だが、その展開に完全に一番困っているのはおだてられている大和だった。
「…マジかよ」
「100%いったの!?」
「…えっと」
姉鷺の言葉に大和は言葉を濁す。その様子に、今度は姉鷺と紡が同時に手拍子を鳴らした。
ハイ!!ハイ!!ハイ!!ハイ!!
このままでは埒があかないと大和は慌てて声をあげた。
「すいません!来ました!!!100%来ました」
「テンション100%の貴方はどうするの!?さっきなんて言ったってけ??」
「踊りだします!!
上着持ってて、マネージャー
…じゃあお見苦しいですが」
大和は機嫌をこれ以上損ねないためにも、上着を紡に預けて踊りだそうとするのだが、それに姉鷺は金切り声をあげる。
「は!?踊るの!?
頭下げに来といて踊りだすってどういう神経してんのよ!!」
「じゃあどうしろっつーんだよ!!」
「はぁぁ??」
不本意ながら仕方なく踊りだそうとしていたのに怒鳴られた大和は、じゃあどうすればいんだよっと逆上して言い返してしまう。すぐに、イケないとハッとして顔を青ざめるが時すでに遅し。姉鷺の神経をさらに逆なでしてしまった。姉鷺は苛立ちをぶつける様にもう1本のボールペンをへし折るのだった。