レイスウォール王墓
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砂海を抜け死者の谷に到達した一行が見たのは、神々しく太陽の光に照らされた王墓だった。そびえ立つ王墓に歩を進める一行だったが、それを邪魔するかのように空から黄金に輝く翼を持ったガルーダが舞い降りてきた。まるで王墓を守る守護獣。
「わぁ〜...」
太陽の光に反射して輝きを放つガルーダ。恐ろしく綺麗だとミアは感じてしまったのだ。
「コラ!仕事せんか!!」
ウォースラの怒声がミアに降りかかる。それで見とれてる場合ではないと、ミアは頭を振った。
「よし...行くぞ」
「行くって...ミアはどうやって戦うんだ?」
愛銃でガルーダに焦点を合わせて引き金を引いていたバルフレアがふと尋ねた。
「まぁまぁ...見ててよ」
ミアはニヤリと笑うと近くにある柱に向かって突進し始めた。そして勢いそのまま柱を蹴ると宙に舞い上がった。
「えい!!」
持っていた剣をミアはガルーダに振り下ろした。
悲鳴を上げるガルーダ。その隙を将軍達が見逃すはずがなく...
「「畳み掛けるぞ!!」」
バッシュとウォースラの合図で、一斉攻撃を仕掛ける。
合わせあった攻撃は、凄まじい威力となりガルーダに放たれた。
負傷を負ったガルーダは空に飛び去るのだった。
「どう??」
得意げに剣を回してしまうミア。顔を向けられたバルフレアは相変わらずの彼女に溜息をつくのだった。
*
ガルーダ退治後、王墓へ続く階段を上る一行。ふと、アーシェは王家に伝わる伝承を話し始めた。
「往古、神々に愛されしレイスウォール王は
バレンディアからオーダリアの両大陸にまたがる広大な領域を一代で平定しガルテア連邦を打ち立てました。
覇王と喚ばれていますが、連邦樹立後のレイスウォール王は、民を愛し、無用の戦を憎み...
その精神は後継者にも受け継がれ、平和と繁栄が数百年もの間続いたのです。
アルケイディアもロザリアも、その源流はガルデア連邦に属していた都市国家であり、レイスウォール王が築いた平和の中で生まれ育ったようなものです。
レイスウォール王は、覇王の血統の証となる3つの遺産を残しました。
そのうち、
"夜光の砕片"は、のちのナブラディア王家へ渡り...
“黄昏の破片"はダルマスカを建国した我が祖父へ。
最後のひとつ、“暁の断片"はここに封じられて…
その存在は、王族にだけ伝えられて来たのです」
一呼吸置くアーシェ。その隣にいたウォースラがそんな彼女に声をかける。
「覇王は今日の事態を見越しておられたのでしょう」
その言葉にアーシェは小さく頷くと、後ろを振り向く。
「代々の王のみに許された場所ですから、証を持たないものが立ち入れば…」
「生きて帰れる保証はなし...
墓守の戒律やら悪趣味な罠やら…
そんなところか」
後ろを歩いていたバルフレアはその言葉に肩をすくめた。
「その先に眠っているのです。
"暁の断片"も覇王の財宝も」
そう言うとアーシェは目線を王墓に戻した。
「話がうますぎると思ったよ」
してやられたとバルフレアは顔を顰めるのだった。
再び歩き出すアーシェ。他の皆も後に続き階段をのぼるのだった。
その先にあったものは入口ではなく一つの古の装置。下に紋章が描かれていた。その円状の紋章に皆立つ。それを確認したアーシェが手をかざす。すると、白い光に包まれ...光が消えると景色は変わっていて別の場所に移動していた。
「なぁ、今のってどういう仕掛けなんだ?」
不思議そうにキョロキョロするヴァン。そして、一番慣れてそうなバルフレアに話を振った。
「古代の遺跡にはよくある装置さ。
触れるとどこかへ運ばれる。
原理はわからんが便利だ。空賊にとってはそれで十分だろ」
そう言うと、バルフレアは歩き始めた。
「だそうだよ...空賊見習いさん」
未だに考え込むヴァンをミアは笑いながら覗き込んだ。
「でもホントに不思議だよね」
「だよね〜。どういう仕組みなんだろ?」
近くにいたパンネロが不思議そうに装置を見て、ミアなんかはコツコツと側面を叩いた。
「なんだよ!二人も人の事言えねーじゃん」
そんな二人の様子にヴァンは手を頭の後ろに組んで笑うのだった。
「わぁ〜...」
太陽の光に反射して輝きを放つガルーダ。恐ろしく綺麗だとミアは感じてしまったのだ。
「コラ!仕事せんか!!」
ウォースラの怒声がミアに降りかかる。それで見とれてる場合ではないと、ミアは頭を振った。
「よし...行くぞ」
「行くって...ミアはどうやって戦うんだ?」
愛銃でガルーダに焦点を合わせて引き金を引いていたバルフレアがふと尋ねた。
「まぁまぁ...見ててよ」
ミアはニヤリと笑うと近くにある柱に向かって突進し始めた。そして勢いそのまま柱を蹴ると宙に舞い上がった。
「えい!!」
持っていた剣をミアはガルーダに振り下ろした。
悲鳴を上げるガルーダ。その隙を将軍達が見逃すはずがなく...
「「畳み掛けるぞ!!」」
バッシュとウォースラの合図で、一斉攻撃を仕掛ける。
合わせあった攻撃は、凄まじい威力となりガルーダに放たれた。
負傷を負ったガルーダは空に飛び去るのだった。
「どう??」
得意げに剣を回してしまうミア。顔を向けられたバルフレアは相変わらずの彼女に溜息をつくのだった。
*
ガルーダ退治後、王墓へ続く階段を上る一行。ふと、アーシェは王家に伝わる伝承を話し始めた。
「往古、神々に愛されしレイスウォール王は
バレンディアからオーダリアの両大陸にまたがる広大な領域を一代で平定しガルテア連邦を打ち立てました。
覇王と喚ばれていますが、連邦樹立後のレイスウォール王は、民を愛し、無用の戦を憎み...
その精神は後継者にも受け継がれ、平和と繁栄が数百年もの間続いたのです。
アルケイディアもロザリアも、その源流はガルデア連邦に属していた都市国家であり、レイスウォール王が築いた平和の中で生まれ育ったようなものです。
レイスウォール王は、覇王の血統の証となる3つの遺産を残しました。
そのうち、
"夜光の砕片"は、のちのナブラディア王家へ渡り...
“黄昏の破片"はダルマスカを建国した我が祖父へ。
最後のひとつ、“暁の断片"はここに封じられて…
その存在は、王族にだけ伝えられて来たのです」
一呼吸置くアーシェ。その隣にいたウォースラがそんな彼女に声をかける。
「覇王は今日の事態を見越しておられたのでしょう」
その言葉にアーシェは小さく頷くと、後ろを振り向く。
「代々の王のみに許された場所ですから、証を持たないものが立ち入れば…」
「生きて帰れる保証はなし...
墓守の戒律やら悪趣味な罠やら…
そんなところか」
後ろを歩いていたバルフレアはその言葉に肩をすくめた。
「その先に眠っているのです。
"暁の断片"も覇王の財宝も」
そう言うとアーシェは目線を王墓に戻した。
「話がうますぎると思ったよ」
してやられたとバルフレアは顔を顰めるのだった。
再び歩き出すアーシェ。他の皆も後に続き階段をのぼるのだった。
その先にあったものは入口ではなく一つの古の装置。下に紋章が描かれていた。その円状の紋章に皆立つ。それを確認したアーシェが手をかざす。すると、白い光に包まれ...光が消えると景色は変わっていて別の場所に移動していた。
「なぁ、今のってどういう仕掛けなんだ?」
不思議そうにキョロキョロするヴァン。そして、一番慣れてそうなバルフレアに話を振った。
「古代の遺跡にはよくある装置さ。
触れるとどこかへ運ばれる。
原理はわからんが便利だ。空賊にとってはそれで十分だろ」
そう言うと、バルフレアは歩き始めた。
「だそうだよ...空賊見習いさん」
未だに考え込むヴァンをミアは笑いながら覗き込んだ。
「でもホントに不思議だよね」
「だよね〜。どういう仕組みなんだろ?」
近くにいたパンネロが不思議そうに装置を見て、ミアなんかはコツコツと側面を叩いた。
「なんだよ!二人も人の事言えねーじゃん」
そんな二人の様子にヴァンは手を頭の後ろに組んで笑うのだった。