レイスウォール王墓
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「ねぇ...ミアはどうしてここまでしてくれるの?」
外に出て、泉を前に二人は並んで腰掛けた。そして、アーシェは心のモヤモヤをぶつけるようにミアに疑問を投げかけた。
「...どうしてって...」
少し目を伏しめ、困ったような表情を浮かべた後、ミアはアーシェに面と向かいあった。
「決まってるじゃん...友達だからだよ」
真剣そうな表情から、ガラリと変わりミアは微笑んだ。
澄んだ碧色の瞳に惹き込まれるようにアーシェは息を呑んだ。
「確かに、私は騎士だからアーシェを守るのは当然。
だけどそれ以前にアーシェは友達だから。身を挺して守るのは当たり前じゃん」
「ミア...」
アーシェは胸の前で手を合わせる。心に秘めていた後悔していた事をようやくアーシェは言葉にした。
「ごめんなさい。私すごく貴女の事傷つけてしまって...」
その言葉にミアは首を横に振った。
「私の方こそゴメン。
勝手に気持ちわかるって軽率なこと言って...」
わだかまりが消えたのか、二人顔を見合わせたい後、クスリと笑い始めた。なんだかんだ両者とも話したい事は一緒だったから。
「アーシェ!!空!!」
泉に映ったものを確かめるように上を見上げたミアは声を上げた。釣られるようにアーシェも空を見上げた。
「わぁ....」
夜空には満天の星空が広がっていた。その夜空を流れ星が横切る。
辺りに光がないからこそ見れる光景に二人は食い入るように見つめた。
「アーシェ...急がなくていいんだよ。
ゆっくりと確実に出来ることしていこう...
私は絶対に味方だからね。だからちゃんと頼ってよ」
夜空を見上げたままミアはポツリと独り言のように小さく呟いた。
「そうね...」
確実にアーシェにはその言葉は届いていた。ダルマスカ再興に向けて焦りすぎていた。その結果一人で王墓に行こうとして、ミアと小競り合いした。その事は、十分反省した。が、アーシェも一言言いたいことがあった。
「一人で突っ込むミアには言われたくないわ」
アーシェが仕返しとばかりに返した言葉。小悪魔みたいに微笑するアーシェ。たまらず、ミアはバツが悪そうな表情を浮かべた。
「...それ言っちゃう?」
「私を守る騎士ならば、不安にさせない行動をして頂戴」
「...できる限り頑張ります」
「期待してるわよ。ミア」
縮こまるミアを見て、アーシェはしてやったり顔をし笑う。そんな彼女に不平を漏らしながらもミアも楽しげに笑うのだった。
過去の行動は誰も変えることは出来ない。でも、これからの行動は誰でも変えられる。相手に対し罪悪感や後悔があるのなら、思い切って言葉を伝えて謝ればいい。ホントの友達だったらきっと笑って許してくれるのだから。
外に出て、泉を前に二人は並んで腰掛けた。そして、アーシェは心のモヤモヤをぶつけるようにミアに疑問を投げかけた。
「...どうしてって...」
少し目を伏しめ、困ったような表情を浮かべた後、ミアはアーシェに面と向かいあった。
「決まってるじゃん...友達だからだよ」
真剣そうな表情から、ガラリと変わりミアは微笑んだ。
澄んだ碧色の瞳に惹き込まれるようにアーシェは息を呑んだ。
「確かに、私は騎士だからアーシェを守るのは当然。
だけどそれ以前にアーシェは友達だから。身を挺して守るのは当たり前じゃん」
「ミア...」
アーシェは胸の前で手を合わせる。心に秘めていた後悔していた事をようやくアーシェは言葉にした。
「ごめんなさい。私すごく貴女の事傷つけてしまって...」
その言葉にミアは首を横に振った。
「私の方こそゴメン。
勝手に気持ちわかるって軽率なこと言って...」
わだかまりが消えたのか、二人顔を見合わせたい後、クスリと笑い始めた。なんだかんだ両者とも話したい事は一緒だったから。
「アーシェ!!空!!」
泉に映ったものを確かめるように上を見上げたミアは声を上げた。釣られるようにアーシェも空を見上げた。
「わぁ....」
夜空には満天の星空が広がっていた。その夜空を流れ星が横切る。
辺りに光がないからこそ見れる光景に二人は食い入るように見つめた。
「アーシェ...急がなくていいんだよ。
ゆっくりと確実に出来ることしていこう...
私は絶対に味方だからね。だからちゃんと頼ってよ」
夜空を見上げたままミアはポツリと独り言のように小さく呟いた。
「そうね...」
確実にアーシェにはその言葉は届いていた。ダルマスカ再興に向けて焦りすぎていた。その結果一人で王墓に行こうとして、ミアと小競り合いした。その事は、十分反省した。が、アーシェも一言言いたいことがあった。
「一人で突っ込むミアには言われたくないわ」
アーシェが仕返しとばかりに返した言葉。小悪魔みたいに微笑するアーシェ。たまらず、ミアはバツが悪そうな表情を浮かべた。
「...それ言っちゃう?」
「私を守る騎士ならば、不安にさせない行動をして頂戴」
「...できる限り頑張ります」
「期待してるわよ。ミア」
縮こまるミアを見て、アーシェはしてやったり顔をし笑う。そんな彼女に不平を漏らしながらもミアも楽しげに笑うのだった。
過去の行動は誰も変えることは出来ない。でも、これからの行動は誰でも変えられる。相手に対し罪悪感や後悔があるのなら、思い切って言葉を伝えて謝ればいい。ホントの友達だったらきっと笑って許してくれるのだから。