レイスウォール王墓
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一行の目の前に広がるのは砂でできた海。
パッと遠目で見ると、水で出来ているように見えるが実際は全て砂で出来ている。
不思議そうにヴァンは、そこに近づき手のひらを入れる。掬い上げるように手を上げると手の平からは掬った砂がキラキラと光に反射しながらこぼれ落ちていく。
「どう?不思議でしょ?」
ヴァンの背後からミアは覗き込むように彼を見た。それにヴァンはただ頷いた。そのふたりの背後からパンネロが近づいた。
「レイスウォール王墓ってどのへんなんですか?」
「大砂海のずっと西の果てにあるかな」
パンネロの問いにミアはクスリと笑いながら答えた。
「あーあ...私あんなに歩きたくないよ」
憂鬱そうに肩を落とすミア。たまらずパンネロは笑った。
「ミアさんがそこまで言うなら、それくらい道中厳しいんですね」
「そうだな...
無理をして先を急ぐと、かえって危ない。
疲れたら遠慮なく言いなさい」
いつの間にかパンネロの隣にバッシュが立っていた。
「平気ですよ。
私、意外とたくましいんです」
「お父さんは心配性だからね」
年相応の笑顔を見せる二人。
「…ああ、そうだな。君達は本当に強い」
つられるようにバッシュも微笑むのだった。
そして、ミアはというとふと思ったことがあり優しく笑うバッシュからパンネロに目線を移した。
「ねぇ?パンネロ...」
「どうしました?」
言葉を濁すミアの様子を見て、パンネロは不思議そうに尋ねた。
その言葉で、ミアは意を決した様に顔を上げた。
「もし良かったらさ...友達になってよ」
思わぬ発言に最初は驚くパンネロ。だが、直様弾ける笑顔を零す。
「もちろんですよ!!」
それに対し、ミアは嬉しそうに飛び跳ねてパンネロの手を掴んだ。あまりの変貌ぶりにアタフタするパンネロを他所にミアは口を開いた。
「じゃあ...
ヴァンみたいに気軽に話しかけてね!
さん付けも無し!!」
「俺みたいってどういうことだよ!」
指されたヴァンが話に加わる。が、ミアとパンネロはそれをスルー。
「あ...でも程々ね!」
ミアの言葉にわかってるよ!と笑うパンネロ。対して、ヴァンは不服そうに無視すんなよ!と怒鳴り二人を追いかけ回すのだった。
そんな包ましげな様子をバッシュは微笑ましげに見つめるのであった。
パッと遠目で見ると、水で出来ているように見えるが実際は全て砂で出来ている。
不思議そうにヴァンは、そこに近づき手のひらを入れる。掬い上げるように手を上げると手の平からは掬った砂がキラキラと光に反射しながらこぼれ落ちていく。
「どう?不思議でしょ?」
ヴァンの背後からミアは覗き込むように彼を見た。それにヴァンはただ頷いた。そのふたりの背後からパンネロが近づいた。
「レイスウォール王墓ってどのへんなんですか?」
「大砂海のずっと西の果てにあるかな」
パンネロの問いにミアはクスリと笑いながら答えた。
「あーあ...私あんなに歩きたくないよ」
憂鬱そうに肩を落とすミア。たまらずパンネロは笑った。
「ミアさんがそこまで言うなら、それくらい道中厳しいんですね」
「そうだな...
無理をして先を急ぐと、かえって危ない。
疲れたら遠慮なく言いなさい」
いつの間にかパンネロの隣にバッシュが立っていた。
「平気ですよ。
私、意外とたくましいんです」
「お父さんは心配性だからね」
年相応の笑顔を見せる二人。
「…ああ、そうだな。君達は本当に強い」
つられるようにバッシュも微笑むのだった。
そして、ミアはというとふと思ったことがあり優しく笑うバッシュからパンネロに目線を移した。
「ねぇ?パンネロ...」
「どうしました?」
言葉を濁すミアの様子を見て、パンネロは不思議そうに尋ねた。
その言葉で、ミアは意を決した様に顔を上げた。
「もし良かったらさ...友達になってよ」
思わぬ発言に最初は驚くパンネロ。だが、直様弾ける笑顔を零す。
「もちろんですよ!!」
それに対し、ミアは嬉しそうに飛び跳ねてパンネロの手を掴んだ。あまりの変貌ぶりにアタフタするパンネロを他所にミアは口を開いた。
「じゃあ...
ヴァンみたいに気軽に話しかけてね!
さん付けも無し!!」
「俺みたいってどういうことだよ!」
指されたヴァンが話に加わる。が、ミアとパンネロはそれをスルー。
「あ...でも程々ね!」
ミアの言葉にわかってるよ!と笑うパンネロ。対して、ヴァンは不服そうに無視すんなよ!と怒鳴り二人を追いかけ回すのだった。
そんな包ましげな様子をバッシュは微笑ましげに見つめるのであった。