レイスウォール王墓
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レイスウォール王墓...
そこは西ダルマスカ砂漠を抜け、
大砂海のオグル・エンサ...
更に抜けた大砂海のナム・エンサの更に奥...
エンサ大砂海の西の果ての死者の谷に存在する墓所だ。ガルデア連邦時代に建てられ、その中には僅か一代で此処イヴァリース全土を平定した覇王レイスウォールが眠っている。
ここまで一直線で飛空艇で行ければいいのだが、エンサ大砂海一帯はヤクトになっている。ヤクトとは、大気中のミストや地中の魔石の影響で飛空石が正常に働かない場所。つまり、その場所では飛空石を浮力源とする飛空艇は使い物にならないのだ。
シュトラールも例外ではなく、ヤクトのギリギリ西ダルマスカ砂漠にアンカーを降ろした。此処から先ひたすら歩き。
流石のミアもこれにはげんなりする。ダルマスカの気候に慣れてるとはいえ、空から降り注ぐ直射日光...砂漠で反射する日光...
「イヤだな...」
「まだ始まってすらいないんだが...」
ミアの隣で苦笑しながらバルフレアは手元のリモコンを操作した。その途端、アンカーに繋がっていたシュトラールの機体が透明になる。
「凄い!!ねぇ!アーシェ」
話をアーシェに振るミア。昨日あった出来事がなかったかのようには振る舞う彼女にアーシェは胸がチクリと痛んだ。彼女の目から逃れるように、アーシェは答えることなくバルフレアを見上げた。
「これも仕事柄ですか」
「有名人のつらいところさ。
こうでもしないと、すぐに見つかる」
この二人まだ仲直りしてないのかと思いながらもバルフレアはアーシェの問に答え肩をすくめた。
ミアは目線を合わせてもらえなかったとしょぼくれた。
そんな彼らの耳に元気そうな声が聞こえてきた。そこに目線を向けると得意げにパンネロに話すヴァンがいた。
「ヤクトってのはさ、飛空石が働かない土地の事。だからフネで飛んで行けないんだ」
「飛空挺の事だけは詳しいのね」
「まぁね、そりゃ空賊めざしてるし...
って、おい!"だけ"は余計だろ!」
「だってそうじゃない」
図星過ぎる事を言われ、遅れてパンネロに突っ込むヴァン。その姿を見てパンネロは楽しげに笑っていた。
そっか...ヴァンは空賊目指してるんだっけ
ふと思い出したミアは、彼が空賊になるには先が思いやられるなと密かに感じるのだった。
そして隣にいる彼を見上げる。偶然か、彼のヘーゼルグリーンの瞳に焦点があった。
「なんだ??」
「いや〜...弟子育てるの大変そうだなって思って」
「俺がいつアイツを弟子にするって言った?」
「...違うの??」
「当たり前だろ!!」
顔を顰めるバルフレアは、直様ミアの言葉を否定し、きょとんとするミアを小突くのだった。
そこは西ダルマスカ砂漠を抜け、
大砂海のオグル・エンサ...
更に抜けた大砂海のナム・エンサの更に奥...
エンサ大砂海の西の果ての死者の谷に存在する墓所だ。ガルデア連邦時代に建てられ、その中には僅か一代で此処イヴァリース全土を平定した覇王レイスウォールが眠っている。
ここまで一直線で飛空艇で行ければいいのだが、エンサ大砂海一帯はヤクトになっている。ヤクトとは、大気中のミストや地中の魔石の影響で飛空石が正常に働かない場所。つまり、その場所では飛空石を浮力源とする飛空艇は使い物にならないのだ。
シュトラールも例外ではなく、ヤクトのギリギリ西ダルマスカ砂漠にアンカーを降ろした。此処から先ひたすら歩き。
流石のミアもこれにはげんなりする。ダルマスカの気候に慣れてるとはいえ、空から降り注ぐ直射日光...砂漠で反射する日光...
「イヤだな...」
「まだ始まってすらいないんだが...」
ミアの隣で苦笑しながらバルフレアは手元のリモコンを操作した。その途端、アンカーに繋がっていたシュトラールの機体が透明になる。
「凄い!!ねぇ!アーシェ」
話をアーシェに振るミア。昨日あった出来事がなかったかのようには振る舞う彼女にアーシェは胸がチクリと痛んだ。彼女の目から逃れるように、アーシェは答えることなくバルフレアを見上げた。
「これも仕事柄ですか」
「有名人のつらいところさ。
こうでもしないと、すぐに見つかる」
この二人まだ仲直りしてないのかと思いながらもバルフレアはアーシェの問に答え肩をすくめた。
ミアは目線を合わせてもらえなかったとしょぼくれた。
そんな彼らの耳に元気そうな声が聞こえてきた。そこに目線を向けると得意げにパンネロに話すヴァンがいた。
「ヤクトってのはさ、飛空石が働かない土地の事。だからフネで飛んで行けないんだ」
「飛空挺の事だけは詳しいのね」
「まぁね、そりゃ空賊めざしてるし...
って、おい!"だけ"は余計だろ!」
「だってそうじゃない」
図星過ぎる事を言われ、遅れてパンネロに突っ込むヴァン。その姿を見てパンネロは楽しげに笑っていた。
そっか...ヴァンは空賊目指してるんだっけ
ふと思い出したミアは、彼が空賊になるには先が思いやられるなと密かに感じるのだった。
そして隣にいる彼を見上げる。偶然か、彼のヘーゼルグリーンの瞳に焦点があった。
「なんだ??」
「いや〜...弟子育てるの大変そうだなって思って」
「俺がいつアイツを弟子にするって言った?」
「...違うの??」
「当たり前だろ!!」
顔を顰めるバルフレアは、直様ミアの言葉を否定し、きょとんとするミアを小突くのだった。