戦艦リヴァイアサン
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ウォースラが懐からある一枚の紙切れを取り出した。一行が覗くとそれは戦艦内の地図だった。
「うぉ!流石ウォースラ」
「これも侯爵が?」
「あぁ...侵入する時に頂いたものだ」
ウォースラは地図のとある位置を指差した。今いる位置は、左翼発着ポート。そしてどうやらアーシェは第一営倉に閉じ込められているらしい。皆でそこにたどり着くまでのルートを叩き込む。さて出発だと意気揚々とミアは先頭を突っ走ろうとした所、肩を強く掴まれる。
「え!?なに?」
振り返ると呆れた顔をするバルフレアがいた。
「前よく見てみろ」
言われるがままに前を見る。そこには通路を塞ぐ網のように無数の赤い光線がに降っていた。
「....気をつけます」
瞬時に察したミアは顔を引きつらせる。
「なんだよあれ?」
唯一、わからないヴァンが声を上げる。それに答えたのは顔を顰めるウォースラだった。
「あれは侵入者の探知装置だ。あれに触れると艦内に警報が発令され、帝国兵達が集まってくる。時間がたてば警報は解除されるが、騒ぎなど起こらんに越したことはない。いいか、気をつけるんだぞ。」
「わかった」
「よし、では改めて...出発!」
ミアを先頭に一行は走り出した。
*
「やぁ!!」
銀色の髪を靡かせて次々と華麗な剣さばきを披露し、目の前の敵を薙ぎ払っていくミア。そんな彼女を見れるのはバルフレアにとってはいいのだが、連携している相手が相手だけに機嫌が悪かった。ミアがここまでの真価を発揮できるのはすぐ近くで剣を振るうウォースラがいるからだと目の当たりにしたからだ。
「将軍...いつもあんな感じなのか?」
事情を知るであろうバッシュをバルフレアは呼止めた。振り向くバッシュは、彼の表情を見て全てを察したのか笑い出す。
「そうだな...なんて言ったって師弟関係だからな。あの二人は。
私よりもウォースラとのほうが息が合うしな」
バッシュの言葉に更に眉をしかめるバルフレア。そんな彼の肩にバッシュは手を置いた。
「ウォースラはミアに対して過保護だからな。まぁ...頑張るんだな」
そう意味深な台詞を言い残すと、前線へ駆けていった。
「まじかよ...」
項垂れるバルフレア。新たな伏兵の登場、それだけならいいのだがその人物はいかにも頭が硬そうな将軍様だ。
どうやって崩せばいいのだろうか...
そんな真実にげんなりするバルフレアだったが、あることに気づく。
将軍は...気づいてるのか!?
ハッと顔を上げるバルフレア。そんな珍しくコロコロと表情を変える彼にたまらず相棒は笑うのだった。
「うぉ!流石ウォースラ」
「これも侯爵が?」
「あぁ...侵入する時に頂いたものだ」
ウォースラは地図のとある位置を指差した。今いる位置は、左翼発着ポート。そしてどうやらアーシェは第一営倉に閉じ込められているらしい。皆でそこにたどり着くまでのルートを叩き込む。さて出発だと意気揚々とミアは先頭を突っ走ろうとした所、肩を強く掴まれる。
「え!?なに?」
振り返ると呆れた顔をするバルフレアがいた。
「前よく見てみろ」
言われるがままに前を見る。そこには通路を塞ぐ網のように無数の赤い光線がに降っていた。
「....気をつけます」
瞬時に察したミアは顔を引きつらせる。
「なんだよあれ?」
唯一、わからないヴァンが声を上げる。それに答えたのは顔を顰めるウォースラだった。
「あれは侵入者の探知装置だ。あれに触れると艦内に警報が発令され、帝国兵達が集まってくる。時間がたてば警報は解除されるが、騒ぎなど起こらんに越したことはない。いいか、気をつけるんだぞ。」
「わかった」
「よし、では改めて...出発!」
ミアを先頭に一行は走り出した。
*
「やぁ!!」
銀色の髪を靡かせて次々と華麗な剣さばきを披露し、目の前の敵を薙ぎ払っていくミア。そんな彼女を見れるのはバルフレアにとってはいいのだが、連携している相手が相手だけに機嫌が悪かった。ミアがここまでの真価を発揮できるのはすぐ近くで剣を振るうウォースラがいるからだと目の当たりにしたからだ。
「将軍...いつもあんな感じなのか?」
事情を知るであろうバッシュをバルフレアは呼止めた。振り向くバッシュは、彼の表情を見て全てを察したのか笑い出す。
「そうだな...なんて言ったって師弟関係だからな。あの二人は。
私よりもウォースラとのほうが息が合うしな」
バッシュの言葉に更に眉をしかめるバルフレア。そんな彼の肩にバッシュは手を置いた。
「ウォースラはミアに対して過保護だからな。まぁ...頑張るんだな」
そう意味深な台詞を言い残すと、前線へ駆けていった。
「まじかよ...」
項垂れるバルフレア。新たな伏兵の登場、それだけならいいのだがその人物はいかにも頭が硬そうな将軍様だ。
どうやって崩せばいいのだろうか...
そんな真実にげんなりするバルフレアだったが、あることに気づく。
将軍は...気づいてるのか!?
ハッと顔を上げるバルフレア。そんな珍しくコロコロと表情を変える彼にたまらず相棒は笑うのだった。