ビュエルバへ
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「シュトラールだ。なかなかのもんだろ?」
自慢げにバルフレアは自身の飛空艇を見上げた。
準備を済ませた一行は、ラバナスタの個人ターミナルへ来ていたのだ。
見上げたミアも思わず目を奪われた。お陰で興奮しきったヴァンの声は全く耳に入らなかった。
美しくて壮大な機体。白を基調とした機体...綺麗な曲線を描くフォルムは太陽の光を浴びキラキラと輝いていた。
「どうした?見惚れたか?」
いつになっても来ないミアに冗談交じりにバルフレアは聞いた。
「うん...凄く見惚れてるよ」
目線をそのままにミアはボソリと呟く。思わぬ返事にバルフレアは呆気にとられた。
「姫に気に入ってもらえて光栄だ」
だが、すぐに癖のある笑みを浮かべたバルフレア。ミアは機体からバルフレアに目線を移し不思議そうな表情で彼を見上げた。
「何言ってるの?姫なんかじゃないよ」
「俺にとってはお前は姫だよ」
意味深すぎる言葉を吐くとバルフレアは手を差し伸べてきた。
「お手をどうぞ」
「...ありがとう」
毎度、女の人に対して同じことをしているのだろうか?と思いながらもミアは素直に彼の手を取った。
そしてそのままコックピッドへ入るのだった。
※
「フラン、航路頼む」
「最短はドリストニス空域ね」
シュトラールに乗り込むと、フランが航路を設定し、その隣でバルフレアがエンジンをかける。
「ビュエルバはどうなっている?」
「自由を保っているよ、一応な」
バッシュの質問に、バルフレアが声だけで返事を返す。
「王女の自殺やアンタの処刑を発表して、帝国に協力したオンドールへの見返りさ」
「私が生きていると広まれば、彼は信用を失う」
「嫌だねぇ、政治ってヤツは」
準備をしながらバルフレアは嫌味を漏らす。
「よし!上がるぞフラン」
一行を乗せたシュトラールは、翼を広げ大空に飛び立つのだった。
自慢げにバルフレアは自身の飛空艇を見上げた。
準備を済ませた一行は、ラバナスタの個人ターミナルへ来ていたのだ。
見上げたミアも思わず目を奪われた。お陰で興奮しきったヴァンの声は全く耳に入らなかった。
美しくて壮大な機体。白を基調とした機体...綺麗な曲線を描くフォルムは太陽の光を浴びキラキラと輝いていた。
「どうした?見惚れたか?」
いつになっても来ないミアに冗談交じりにバルフレアは聞いた。
「うん...凄く見惚れてるよ」
目線をそのままにミアはボソリと呟く。思わぬ返事にバルフレアは呆気にとられた。
「姫に気に入ってもらえて光栄だ」
だが、すぐに癖のある笑みを浮かべたバルフレア。ミアは機体からバルフレアに目線を移し不思議そうな表情で彼を見上げた。
「何言ってるの?姫なんかじゃないよ」
「俺にとってはお前は姫だよ」
意味深すぎる言葉を吐くとバルフレアは手を差し伸べてきた。
「お手をどうぞ」
「...ありがとう」
毎度、女の人に対して同じことをしているのだろうか?と思いながらもミアは素直に彼の手を取った。
そしてそのままコックピッドへ入るのだった。
※
「フラン、航路頼む」
「最短はドリストニス空域ね」
シュトラールに乗り込むと、フランが航路を設定し、その隣でバルフレアがエンジンをかける。
「ビュエルバはどうなっている?」
「自由を保っているよ、一応な」
バッシュの質問に、バルフレアが声だけで返事を返す。
「王女の自殺やアンタの処刑を発表して、帝国に協力したオンドールへの見返りさ」
「私が生きていると広まれば、彼は信用を失う」
「嫌だねぇ、政治ってヤツは」
準備をしながらバルフレアは嫌味を漏らす。
「よし!上がるぞフラン」
一行を乗せたシュトラールは、翼を広げ大空に飛び立つのだった。