ビュエルバへ
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「おーーい!!」
二人の姿をやっと見つけたミアは声をかけた。
「ミア!?」
「ヤッホー!ヴァン!」
「どうしたんだ?ミア」
何故彼女がいるのか不思議に思ったバッシュはたまらず聞き返した。
「バッシュについてくことにした」
「ウォースラはなんと?」
「聞かずに飛び出したからわかんない」
ケロッとし態度のミアにたまらずバッシュは溜め息を吐いた。
「で?何処行くの?」
「今、バルフレアを探してんだよ」
「ビュエルバに行こうと思ってな」
「なるほど」
バッシュのしようとしてることにミアは気づいた。恐らくバッシュはオンドール侯爵に直談判をしようとしてるのだ。今までミア達は侯爵に助けを求めることなく避けていた。それをバッシュは覆そうとしていた。
だが、ビュエルバには帝国の艦隊が集結してるはず。
空賊であるバルフレアが素直に首を縦に振るのだろうか?
二人の後ろを歩きながらミアは思考を巡らせるのだった。そして、ヴァンを先頭に入ったのは砂海亭だった。見事にビンゴだったのだが、バンガ族の人と2階でバルフレアは言い争いをしていたのだった。
ヴァンはある一点を見ると目を見開いた。ヴァンはバルフレアと言い争ってるバンガ族の彼と面識があったのだ。孤児になってしまった自分達の面倒を見てくれているミゲロだったのだ。
「...あいつが、勝手に誤解しただけだ」
「誤解だろうが、6回だろうが、パンネロがさらわれたのは、あんたの責任じゃないか!」
「おい、パンネロがなんだよ」
パンネロというワードが耳に入ったヴァンは階段を駆け上がると話に割り込んだ。
「おお、ヴァン!無事だったか!パンネロがさらわれてな。ゴロツキどもが手紙をよこしたんだ。バルフレアを名指しでな。ビュエルバの魔石鉱に来いとな」
鼻息を荒げミゲロはバルフレアを睨んだ。
「バッガモナンよ、ナルビナにいた」
バルフレアの隣にいるフランが冷静に補足説明をする。
「さっさと助けにいけ!空賊ってのはそういうもんだろう!」
「男の手紙に呼ばれてか?」
げんなりするバルフレア。それを見てしびれを切らしたヴァンは声を上げた。
「じゃあ、オレが行くよ!空賊なら飛空挺くらい持っているだろ。送ってくれたら、オレがパンネロを助ける」
じっと話を聞いていたミアだったが、ゆっくりとした足取りでヴァンの隣に立った。ナルビナ送りになる前に、必死になっていた彼女のことなのだろうとミアは察したのだ。
「付き合うよ。ねぇ?バッシュ」
ミアが少し後ろに控えるバッシュに話を振る。すると、バッシュは小さく頷くと彼女の隣に立った。
「あぁ、ビュエルバに用があるしな」
お前らもかと肩をガクリと落とすバルフレアだったがまだ動く気配を見せなかった。
「頼む!送ってくれたらあんたにやるよ」
最終手段だとヴァンはズボンのポケットから王宮で盗んだ魔石を取り出した。
「手間のかかる女神ね」
「さっさと支度して来い。すぐ旅立つぞ」
深くため息を吐きようやく重い腰をバルフレアはやっと上げるのだった。
そんな彼の後ろ姿を見てミアは一人小さくクスクスと笑った。
「どうしたの?ミア」
「あー言いながらも責任感じてるんだろうなって思って」
「彼、素直じゃないから」
やっぱり?とミアは相棒のフランの言葉で確信を得た。
「ミア!!さっさとしろ!」
なかなか来ないのに気づきバルフレアは声を上げた。
「ハーイ!!」
ミアは笑みを浮かべながらバルフレアの元へ。その姿をフランは微笑ましげに見つめるのだった。
二人の姿をやっと見つけたミアは声をかけた。
「ミア!?」
「ヤッホー!ヴァン!」
「どうしたんだ?ミア」
何故彼女がいるのか不思議に思ったバッシュはたまらず聞き返した。
「バッシュについてくことにした」
「ウォースラはなんと?」
「聞かずに飛び出したからわかんない」
ケロッとし態度のミアにたまらずバッシュは溜め息を吐いた。
「で?何処行くの?」
「今、バルフレアを探してんだよ」
「ビュエルバに行こうと思ってな」
「なるほど」
バッシュのしようとしてることにミアは気づいた。恐らくバッシュはオンドール侯爵に直談判をしようとしてるのだ。今までミア達は侯爵に助けを求めることなく避けていた。それをバッシュは覆そうとしていた。
だが、ビュエルバには帝国の艦隊が集結してるはず。
空賊であるバルフレアが素直に首を縦に振るのだろうか?
二人の後ろを歩きながらミアは思考を巡らせるのだった。そして、ヴァンを先頭に入ったのは砂海亭だった。見事にビンゴだったのだが、バンガ族の人と2階でバルフレアは言い争いをしていたのだった。
ヴァンはある一点を見ると目を見開いた。ヴァンはバルフレアと言い争ってるバンガ族の彼と面識があったのだ。孤児になってしまった自分達の面倒を見てくれているミゲロだったのだ。
「...あいつが、勝手に誤解しただけだ」
「誤解だろうが、6回だろうが、パンネロがさらわれたのは、あんたの責任じゃないか!」
「おい、パンネロがなんだよ」
パンネロというワードが耳に入ったヴァンは階段を駆け上がると話に割り込んだ。
「おお、ヴァン!無事だったか!パンネロがさらわれてな。ゴロツキどもが手紙をよこしたんだ。バルフレアを名指しでな。ビュエルバの魔石鉱に来いとな」
鼻息を荒げミゲロはバルフレアを睨んだ。
「バッガモナンよ、ナルビナにいた」
バルフレアの隣にいるフランが冷静に補足説明をする。
「さっさと助けにいけ!空賊ってのはそういうもんだろう!」
「男の手紙に呼ばれてか?」
げんなりするバルフレア。それを見てしびれを切らしたヴァンは声を上げた。
「じゃあ、オレが行くよ!空賊なら飛空挺くらい持っているだろ。送ってくれたら、オレがパンネロを助ける」
じっと話を聞いていたミアだったが、ゆっくりとした足取りでヴァンの隣に立った。ナルビナ送りになる前に、必死になっていた彼女のことなのだろうとミアは察したのだ。
「付き合うよ。ねぇ?バッシュ」
ミアが少し後ろに控えるバッシュに話を振る。すると、バッシュは小さく頷くと彼女の隣に立った。
「あぁ、ビュエルバに用があるしな」
お前らもかと肩をガクリと落とすバルフレアだったがまだ動く気配を見せなかった。
「頼む!送ってくれたらあんたにやるよ」
最終手段だとヴァンはズボンのポケットから王宮で盗んだ魔石を取り出した。
「手間のかかる女神ね」
「さっさと支度して来い。すぐ旅立つぞ」
深くため息を吐きようやく重い腰をバルフレアはやっと上げるのだった。
そんな彼の後ろ姿を見てミアは一人小さくクスクスと笑った。
「どうしたの?ミア」
「あー言いながらも責任感じてるんだろうなって思って」
「彼、素直じゃないから」
やっぱり?とミアは相棒のフランの言葉で確信を得た。
「ミア!!さっさとしろ!」
なかなか来ないのに気づきバルフレアは声を上げた。
「ハーイ!!」
ミアは笑みを浮かべながらバルフレアの元へ。その姿をフランは微笑ましげに見つめるのだった。