二度目の県大会
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無事に専門種目は皆地方大会進出を決めた一行は、会場を後にし、岩鳶SC RETURNSに来ていた。
今日頑張った労いも込めて机には沢山の料理が並べられた。
「今日は、全力出し切ってお腹が空いたでしょ?」
「この各種炭水化物づくしの料理は…」
げんなりとして料理を見る怜の心の声に江が思い切り手を挙げる。
「私が作りました!!
試合前日には炭水化物がいいんです」
「またプロテイン??イチゴ味は??」
渚が嬉しそうに頬を緩ます。が、江は困った表情を浮かべる。
「今日は入ってないの…でもふりかけなら…」
カバンからプロテインふりかえを出す江に真琴はすかさず叫んだ。
「だからやめてって!!」
「みんなほんとにすごいわ!!全員が地方大会進出なんて」
「俺の指導が良かったんだよ!」
天方の言葉に、笹部がえっへんと威張る。それを見て渚が意義を唱える。その手にはさきほどのプロテインふりかけが握られていた。
「えぇ??吾郎ちゃん…今年はリターンズが忙しくてあんまり顔を出してくれなかったよね?」
笹部に目で訴えながら、渚は目の前にある麺にふりかけをこれでもかというくらいぶっかける。
プロテインだらけになる料理に真琴と怜と蒼は蒼ざめる。
対して、本人は満足げにふりかけをかけ終わるとズルズルと麺を吸った。
「短い時間で的確な指導ってやつだ
しかし何よりお前らの才能と努力の成果だよ」
「そうそう僕たちやれば出来る子だもんね!」
笹部の言葉に麺を飲み込んだ渚は前のめりになり、誇らしげに言った。その様子に怜は少し呆れながら注意する。
「渚くん…調子に乗りすぎです〜
でも…遙先輩はやはり飛び抜けていました!!流石です!!」
「…別に」
「いやいや…別にじゃないですよ
あんな記録めったに出るもんじゃありませんから!!」
渚から遙に怜は視線を移動させると、さっきと打って変わって表情を輝かせるが、遙はその言葉に表情を変えることがなかった。
「後は明日のメドレーか…
今日の勢いがありゃ、また鮫柄に勝っちまうんじゃないか??」
「いよいよ凛さんのチームと公式戦で戦うわけですね」
笹部が呟く言葉に怜は不安げな顔つきになる。そんな彼に遙が声をかける。
「怜…大丈夫だ。リレーは独りじゃない。
蒼も含めて5人で泳ぐんだ。この5人で泳げばどこまでだって行ける」
その言葉に怜だけでなく、渚と真琴・蒼もあっけにとられながらも嬉しそうに頬を緩ませた。
「遙先輩…行きましょう!!全国まで」
「全国か〜〜」
「俺たち…ほんとに行けるかもしれないね!全国大会!!」
「行こう!!全国大会!!」
「私の情報によれば…」
江がノートを開き喋りだす。
バック…2年 魚住 拓也
ブレ…2年 岩清水 透
バッタ…3年 山崎 宗介
フリー…3年 松岡 凛
「でも…バックの魚住選手は今日の個人種目の結果があまり良くなかったから、もしかしたら補欠で登録されている選手と交代になるかもです」
「補欠に登録されてる選手って??」
真琴の投げかけに江は考え込む。
「たしか1年の…御子柴金太郎くん??」
「江ちゃん…百太郎ね」
やんわりと江の言葉を訂正する蒼の言葉虚しく…
「バックでマコちゃんと一緒に泳いだあの金ちゃん!!」
「いやそんな名前じゃないです」
「わかった!!浦島くん!!」
「それも違いますって!!」
渚と天方の言葉に全力で否定する怜の声が響き渡ったのだった。
今日頑張った労いも込めて机には沢山の料理が並べられた。
「今日は、全力出し切ってお腹が空いたでしょ?」
「この各種炭水化物づくしの料理は…」
げんなりとして料理を見る怜の心の声に江が思い切り手を挙げる。
「私が作りました!!
試合前日には炭水化物がいいんです」
「またプロテイン??イチゴ味は??」
渚が嬉しそうに頬を緩ます。が、江は困った表情を浮かべる。
「今日は入ってないの…でもふりかけなら…」
カバンからプロテインふりかえを出す江に真琴はすかさず叫んだ。
「だからやめてって!!」
「みんなほんとにすごいわ!!全員が地方大会進出なんて」
「俺の指導が良かったんだよ!」
天方の言葉に、笹部がえっへんと威張る。それを見て渚が意義を唱える。その手にはさきほどのプロテインふりかけが握られていた。
「えぇ??吾郎ちゃん…今年はリターンズが忙しくてあんまり顔を出してくれなかったよね?」
笹部に目で訴えながら、渚は目の前にある麺にふりかけをこれでもかというくらいぶっかける。
プロテインだらけになる料理に真琴と怜と蒼は蒼ざめる。
対して、本人は満足げにふりかけをかけ終わるとズルズルと麺を吸った。
「短い時間で的確な指導ってやつだ
しかし何よりお前らの才能と努力の成果だよ」
「そうそう僕たちやれば出来る子だもんね!」
笹部の言葉に麺を飲み込んだ渚は前のめりになり、誇らしげに言った。その様子に怜は少し呆れながら注意する。
「渚くん…調子に乗りすぎです〜
でも…遙先輩はやはり飛び抜けていました!!流石です!!」
「…別に」
「いやいや…別にじゃないですよ
あんな記録めったに出るもんじゃありませんから!!」
渚から遙に怜は視線を移動させると、さっきと打って変わって表情を輝かせるが、遙はその言葉に表情を変えることがなかった。
「後は明日のメドレーか…
今日の勢いがありゃ、また鮫柄に勝っちまうんじゃないか??」
「いよいよ凛さんのチームと公式戦で戦うわけですね」
笹部が呟く言葉に怜は不安げな顔つきになる。そんな彼に遙が声をかける。
「怜…大丈夫だ。リレーは独りじゃない。
蒼も含めて5人で泳ぐんだ。この5人で泳げばどこまでだって行ける」
その言葉に怜だけでなく、渚と真琴・蒼もあっけにとられながらも嬉しそうに頬を緩ませた。
「遙先輩…行きましょう!!全国まで」
「全国か〜〜」
「俺たち…ほんとに行けるかもしれないね!全国大会!!」
「行こう!!全国大会!!」
「私の情報によれば…」
江がノートを開き喋りだす。
バック…2年 魚住 拓也
ブレ…2年 岩清水 透
バッタ…3年 山崎 宗介
フリー…3年 松岡 凛
「でも…バックの魚住選手は今日の個人種目の結果があまり良くなかったから、もしかしたら補欠で登録されている選手と交代になるかもです」
「補欠に登録されてる選手って??」
真琴の投げかけに江は考え込む。
「たしか1年の…御子柴金太郎くん??」
「江ちゃん…百太郎ね」
やんわりと江の言葉を訂正する蒼の言葉虚しく…
「バックでマコちゃんと一緒に泳いだあの金ちゃん!!」
「いやそんな名前じゃないです」
「わかった!!浦島くん!!」
「それも違いますって!!」
渚と天方の言葉に全力で否定する怜の声が響き渡ったのだった。