二人の想い
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真琴と遙が初めて言い争いをして、その後すぐ遙は凛に連れられてオーストラリアへ旅だった。
じゃぁ一体私は.........
そろそろ進路をハッキリさせないと行けない。真琴はもう夢を見つけ、遙もおそらくこの旅で見つけてくるだろう。
果たして自分は競泳を続けたいのだろうか?
大学のスカウトの一覧を見ながら蒼が自問自答していた時、インターホンの音が鳴る。
蒼は紙切れを机に置くとゆっくりと立ち上がり玄関へ行きドアノブをゆっくりと回した。
「はーい...って...雪菜!?!?」
ドアを開け、誰かと顔を上げるとそこに居た人物に蒼は目を見開いた。
そこに居るのはここに居るはずが無い雪菜。目深にキャップを被った彼女は、顔を上げ、帽子のツバを手で上げるとヤッホーとニコニコと笑っていた。
「え...なんでいるの!?」
「まぁまぁ...とりあえず今晩泊まるわ」
「え...ちょ!!雪菜〜〜」
家主の許可を得ることなく雪菜は家に上がる。ズカズカと入る後ろ姿を蒼は慌てて追いかけるのだった。
「へぇ〜...いいとこ住んでるじゃん」
持ってきた荷物を置くと雪菜はキョロキョロと部屋を見渡した。
「ま...まぁね」
と言いながら蒼は机に2つグラスを置く。
「お茶でいい??」
「あ〜...うん。ありがと」
雪菜は机の前に座ると、ふと目につくものを見つけ問答無用でその紙を取る。
「どうぞ...って何見てるの!?」
お茶を注ぎ終わった蒼がグラスを雪菜の前に出す。そこでやっと蒼は雪菜が見ているものに気づき慌てる。
「え...何って...」
顔を上げた雪菜は、持っている紙をヒラヒラさせる。
「スカウトの一覧??」
「だから勝手に見ないでよ!!」
「別にいいじゃん。
それよりやっぱり蒼のとこにも沢山来てるね」
再び視線を紙に戻す雪菜に、蒼は盛大に溜息を吐くのだった。
「で?どうしたの急に?」
「ん?あぁ....」
ようやく顔を上げた雪菜は蒼を見る。
「蒼に会いに来た」
「へぇ!?」
「っていうのは建前で...」
「違うの〜!!」
「蒼を誘いに来たの」
雪菜は、琥珀色の瞳を真っ直ぐ蒼に向ける。見定めるようにジッと暫く見ていた雪菜だが、ようやく目を閉じる。そして今度は呆れ顔を浮かべるのだった。
「どーせ、ウダウダと悩んでるんだろうなって思ってさ」
「雪菜...」
ドンピシャすぎる雪菜の言葉に蒼は目を丸くする。
対して雪菜は、ドン!!と机に手を勢いよく付き前のめりになり蒼を見据える。
「全国大会前に大学巡りしよ。
これ見る限り大体私に来てる所と被ってるから...」
「...話が見えない」
突然のお誘いに蒼は付いていけず唖然とする。そんな彼女に雪菜は、言葉を若干崩して再度繰り返す。
「だ〜か〜ら〜
先に私と会場入りしようって言ってるの!!
大丈夫!私が他の仲間に話通して置くからさ」
片目を閉じウインクする彼女に、蒼は唖然とするのだった。
「そういえば、どうして私がここに住んでるってわかったの?」
玄関に現れた時から思っていた疑問を蒼はようやく口にする。
すると雪菜はニヤリと不気味に笑う。
「おばさんに教えてもらったんだ〜」
ルンルンと己の携帯を片手に見せびらかす雪菜。
その言葉に蒼は愕然とし青ざめる。
「私のプライバシーゼロ!?!?」
思わず蒼は悲鳴を上げるのだった。
じゃぁ一体私は.........
そろそろ進路をハッキリさせないと行けない。真琴はもう夢を見つけ、遙もおそらくこの旅で見つけてくるだろう。
果たして自分は競泳を続けたいのだろうか?
大学のスカウトの一覧を見ながら蒼が自問自答していた時、インターホンの音が鳴る。
蒼は紙切れを机に置くとゆっくりと立ち上がり玄関へ行きドアノブをゆっくりと回した。
「はーい...って...雪菜!?!?」
ドアを開け、誰かと顔を上げるとそこに居た人物に蒼は目を見開いた。
そこに居るのはここに居るはずが無い雪菜。目深にキャップを被った彼女は、顔を上げ、帽子のツバを手で上げるとヤッホーとニコニコと笑っていた。
「え...なんでいるの!?」
「まぁまぁ...とりあえず今晩泊まるわ」
「え...ちょ!!雪菜〜〜」
家主の許可を得ることなく雪菜は家に上がる。ズカズカと入る後ろ姿を蒼は慌てて追いかけるのだった。
「へぇ〜...いいとこ住んでるじゃん」
持ってきた荷物を置くと雪菜はキョロキョロと部屋を見渡した。
「ま...まぁね」
と言いながら蒼は机に2つグラスを置く。
「お茶でいい??」
「あ〜...うん。ありがと」
雪菜は机の前に座ると、ふと目につくものを見つけ問答無用でその紙を取る。
「どうぞ...って何見てるの!?」
お茶を注ぎ終わった蒼がグラスを雪菜の前に出す。そこでやっと蒼は雪菜が見ているものに気づき慌てる。
「え...何って...」
顔を上げた雪菜は、持っている紙をヒラヒラさせる。
「スカウトの一覧??」
「だから勝手に見ないでよ!!」
「別にいいじゃん。
それよりやっぱり蒼のとこにも沢山来てるね」
再び視線を紙に戻す雪菜に、蒼は盛大に溜息を吐くのだった。
「で?どうしたの急に?」
「ん?あぁ....」
ようやく顔を上げた雪菜は蒼を見る。
「蒼に会いに来た」
「へぇ!?」
「っていうのは建前で...」
「違うの〜!!」
「蒼を誘いに来たの」
雪菜は、琥珀色の瞳を真っ直ぐ蒼に向ける。見定めるようにジッと暫く見ていた雪菜だが、ようやく目を閉じる。そして今度は呆れ顔を浮かべるのだった。
「どーせ、ウダウダと悩んでるんだろうなって思ってさ」
「雪菜...」
ドンピシャすぎる雪菜の言葉に蒼は目を丸くする。
対して雪菜は、ドン!!と机に手を勢いよく付き前のめりになり蒼を見据える。
「全国大会前に大学巡りしよ。
これ見る限り大体私に来てる所と被ってるから...」
「...話が見えない」
突然のお誘いに蒼は付いていけず唖然とする。そんな彼女に雪菜は、言葉を若干崩して再度繰り返す。
「だ〜か〜ら〜
先に私と会場入りしようって言ってるの!!
大丈夫!私が他の仲間に話通して置くからさ」
片目を閉じウインクする彼女に、蒼は唖然とするのだった。
「そういえば、どうして私がここに住んでるってわかったの?」
玄関に現れた時から思っていた疑問を蒼はようやく口にする。
すると雪菜はニヤリと不気味に笑う。
「おばさんに教えてもらったんだ〜」
ルンルンと己の携帯を片手に見せびらかす雪菜。
その言葉に蒼は愕然とし青ざめる。
「私のプライバシーゼロ!?!?」
思わず蒼は悲鳴を上げるのだった。