不審な怜!?
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「私…見ちゃったんです」
それから数日経ち…突然江に呼び出される一行。
「何を!?」
「江ちゃん!!」
続きを急かすように蒼と渚が声を上げる。
だが、江の表情は芳しくないことに一同は表情を曇らせる。
「それは…ううんそんな事あるわけない
あの人が怜くんの相手だなんて!!」
叫ぶように声を上げる江に一同はキョトンとする。
そして部室で事情を聞くのだが…
「えぇ!!男!?!?」
なんと、怜が楽しげに男の人と喋っているのを江が目撃したらしいのだ。
その話に渚が驚きの声を上げる。
「いやいや…まさか…」
「普通に先輩と話していただけじゃ」
蒼と真琴は苦笑いしてほんわかに否定する。
そして遙はというと思い当たる節があるのか考え込んでいた。
「そいつはもしかして…」
そして場所を変える一行…
向かったのは陸上部が活動する運動場。
「そう!!あの腕撓骨筋です!!」
江がある一人の人物を指差さす。
「あれは…確か陸上部の部長の…」
「世良くんだよね…」
その人物に心当たりある真琴と蒼が口を開く。
「もしかしたら…怜のヤツ」
「部活対抗リレーで陸上部のこと思い出して…」
遙と真琴が最悪の事態を想像して顔を曇らせる。
「戻ろうとしてるってこと!?」
「えぇ〜〜〜!!」
江と蒼が驚きの声を上げる。
「レイちゃん水泳部やめちゃうってこと!?
嫌だ嫌だ!!そんなの絶対に嫌だよ!!」
渚がすがるように真琴の肩を掴む。
そんな渚に小さく微笑むと真琴は真剣な表情を浮かべた。
「…わかってる。そんなこと絶対にさせない」
「遅くなりました〜って…皆さんどうしたんですか?」
部室に入った怜は目を疑う。
なぜなら皆が仁王立ちで待っていたからだ。
「なんでもないよ!それより怜…今日も野暮用が??」
柔らかく最初は微笑む真琴だったが、確信つく言葉のときに冷たい瞳でスウッと目を細め怜を見る。
「あ…あります」
その真琴の言葉に怜は後ろめたい気持ちになり目線を反らす。
「だったら部活は中止で…ハルの家で緊急ミーティングだ!!」
声をいつになく張り上げる真琴。
その言葉にオー!!っと江と渚と蒼が手を突き上げる。
そして遙はウンウンと腕を組みながら頷くのだった。
部活を中止し遙の部屋に集合したのだが…
「あの〜〜…なにが緊急ミーティングなんでしょうか?」
誰も一言も発することなく刻々と時間が過ぎていることに怜が戸惑いの声を上げる。
「うぇ!!えぇ~っと…なんだったっけ?」
「俺に振るな」
真琴の言葉に遙はそっぽ向く。
「だ…だから…そ…その…新作鯖料理の試食会」
「それちっとも緊急じゃないよ!!」
江の発言に渚が慌てたように口を開く。
「ほ…ほら!!個人種目そろそろ…」
「アオちゃんそれも改まってすることじゃないよ!!」
「江ちゃん…アオちゃん他になにか…」
「お前が言い出したんだろ?」
ヒソヒソとこの状況をどうするんだと話す一行の傍らでは…
「何もないなら僕は用事がありますのでこれで…」
リュックを持ち立ち去ろうとする怜。そんな彼を見て真琴達は慌てふためく。そんな中、渚はというと怜の足にしがみついて叫んだ。
「水泳部…やめないで!!」
「はぁ!?!?」
呆気にとられる怜。
渚はというと顔を俯かせながらゆっくりと立ち上がる。
「誤魔化しても無駄だよ。
レイちゃん陸上部に戻るつもりなんでしょ?
そんなの僕…嫌だ!!」
心の内を叫ぶように渚が言い怜をまっすぐに見る。
「…渚くん」
「そうだよ怜。俺たちはチームだ。勝手にやめるなんて許さない」
「マネージャーとしても認めるわけにはいきません」
「私も認めないよ!!レイちゃん!!」
「怜…お前がいてくれたから
俺も凛も救われたんだ。
全国で…この4人で泳ぐっていったのはお前だろ?」
順々に真琴・江・蒼・遙が立ち上がり怜を見据える。
「そうだよ!!約束したじゃない!!
4人でリレーを泳ぐんだって
美しいバッタを全国大会で見せてくれるってレイちゃん言ったじゃない!!」
叫びながら渚は怜の制服の裾を掴む。
彼らの声に小さく頬を緩ました怜はそっと渚の肩に手を置く。
「待ってください…何の話ですか?僕は水泳部をやめたりはしませんよ」
怜の言葉に今度は渚達が呆気にとられる。
「えぇ??でも…陸上部の部長さんと…」
渚が不安げに口を開く。
その言葉でようやく事情を怜は理解する。
「見てたんですか!?
確かに戻ってこいとは言われましたが…それだけです。
それに僕がやめるわけないじゃないですか!!」
その言葉に渚達は顔を見合わせる。そしてホッとしたのか身体の力が抜け床にヘナヘナと座り込んだ。
対して、その様子を見ながら怜はニコニコしながら障子に手をかける。
「誤解も解けたところで…
僕は用事がありますので…
それじゃあ…」
そそくさと出ていく怜。
呆然と渚達は出ていく怜を見る。
だが、すぐに皆立ち上がり家を出た。
こうなったら怜の後を追うしかない!!
と怜の後を追った彼らが行き着いたのは…
「鮫柄学園!?!?」
明かりが灯る鮫柄学園のプール。
渚達は外から見える場所から覗き込む。
すると怜が凛に指導をしてもらっているところだった。
実は怜はバッタ以外を泳げるようになりたいと凛に指南を受けていたのだ。
日曜日にケーキを見ていたのは凛へのお礼の品を渡すため。
でも実際は、凛に不足しているものを調合したクッキーを渡したのだが…
怜の影ながらの頑張りに皆、興奮しながら怜の泳ぎをひっそりと見守るのだった。
「レイちゃん…僕達を驚かそうと思って…」
「あぁ!!」
「見てみて!!レイちゃんがブレ泳いでるよ!!」
「ターンもできてる!!」
「ホントだ!!」
そして後日…怜が練習の成果を意気揚々と公開。
「おまたせしました!!
いよいよ僕の新の姿をお披露目するときです!!
ふっふっふん…驚かないでください」
そう言うと怜は勢いよく飛び込みクロールとバックとブレを披露する。
「どうです〜!!僕の泳ぎは!!
正直驚かざる負えなかったでしょ!!」
水面から顔を上げた怜は大きく笑い声を上げる。
「怜…よく頑張ったな…」
そんな彼に遙が小さく声をかける。
その言葉に怜は満面の笑みを浮かべるのだった。
「ハイ!!」
それから数日経ち…突然江に呼び出される一行。
「何を!?」
「江ちゃん!!」
続きを急かすように蒼と渚が声を上げる。
だが、江の表情は芳しくないことに一同は表情を曇らせる。
「それは…ううんそんな事あるわけない
あの人が怜くんの相手だなんて!!」
叫ぶように声を上げる江に一同はキョトンとする。
そして部室で事情を聞くのだが…
「えぇ!!男!?!?」
なんと、怜が楽しげに男の人と喋っているのを江が目撃したらしいのだ。
その話に渚が驚きの声を上げる。
「いやいや…まさか…」
「普通に先輩と話していただけじゃ」
蒼と真琴は苦笑いしてほんわかに否定する。
そして遙はというと思い当たる節があるのか考え込んでいた。
「そいつはもしかして…」
そして場所を変える一行…
向かったのは陸上部が活動する運動場。
「そう!!あの腕撓骨筋です!!」
江がある一人の人物を指差さす。
「あれは…確か陸上部の部長の…」
「世良くんだよね…」
その人物に心当たりある真琴と蒼が口を開く。
「もしかしたら…怜のヤツ」
「部活対抗リレーで陸上部のこと思い出して…」
遙と真琴が最悪の事態を想像して顔を曇らせる。
「戻ろうとしてるってこと!?」
「えぇ〜〜〜!!」
江と蒼が驚きの声を上げる。
「レイちゃん水泳部やめちゃうってこと!?
嫌だ嫌だ!!そんなの絶対に嫌だよ!!」
渚がすがるように真琴の肩を掴む。
そんな渚に小さく微笑むと真琴は真剣な表情を浮かべた。
「…わかってる。そんなこと絶対にさせない」
「遅くなりました〜って…皆さんどうしたんですか?」
部室に入った怜は目を疑う。
なぜなら皆が仁王立ちで待っていたからだ。
「なんでもないよ!それより怜…今日も野暮用が??」
柔らかく最初は微笑む真琴だったが、確信つく言葉のときに冷たい瞳でスウッと目を細め怜を見る。
「あ…あります」
その真琴の言葉に怜は後ろめたい気持ちになり目線を反らす。
「だったら部活は中止で…ハルの家で緊急ミーティングだ!!」
声をいつになく張り上げる真琴。
その言葉にオー!!っと江と渚と蒼が手を突き上げる。
そして遙はウンウンと腕を組みながら頷くのだった。
部活を中止し遙の部屋に集合したのだが…
「あの〜〜…なにが緊急ミーティングなんでしょうか?」
誰も一言も発することなく刻々と時間が過ぎていることに怜が戸惑いの声を上げる。
「うぇ!!えぇ~っと…なんだったっけ?」
「俺に振るな」
真琴の言葉に遙はそっぽ向く。
「だ…だから…そ…その…新作鯖料理の試食会」
「それちっとも緊急じゃないよ!!」
江の発言に渚が慌てたように口を開く。
「ほ…ほら!!個人種目そろそろ…」
「アオちゃんそれも改まってすることじゃないよ!!」
「江ちゃん…アオちゃん他になにか…」
「お前が言い出したんだろ?」
ヒソヒソとこの状況をどうするんだと話す一行の傍らでは…
「何もないなら僕は用事がありますのでこれで…」
リュックを持ち立ち去ろうとする怜。そんな彼を見て真琴達は慌てふためく。そんな中、渚はというと怜の足にしがみついて叫んだ。
「水泳部…やめないで!!」
「はぁ!?!?」
呆気にとられる怜。
渚はというと顔を俯かせながらゆっくりと立ち上がる。
「誤魔化しても無駄だよ。
レイちゃん陸上部に戻るつもりなんでしょ?
そんなの僕…嫌だ!!」
心の内を叫ぶように渚が言い怜をまっすぐに見る。
「…渚くん」
「そうだよ怜。俺たちはチームだ。勝手にやめるなんて許さない」
「マネージャーとしても認めるわけにはいきません」
「私も認めないよ!!レイちゃん!!」
「怜…お前がいてくれたから
俺も凛も救われたんだ。
全国で…この4人で泳ぐっていったのはお前だろ?」
順々に真琴・江・蒼・遙が立ち上がり怜を見据える。
「そうだよ!!約束したじゃない!!
4人でリレーを泳ぐんだって
美しいバッタを全国大会で見せてくれるってレイちゃん言ったじゃない!!」
叫びながら渚は怜の制服の裾を掴む。
彼らの声に小さく頬を緩ました怜はそっと渚の肩に手を置く。
「待ってください…何の話ですか?僕は水泳部をやめたりはしませんよ」
怜の言葉に今度は渚達が呆気にとられる。
「えぇ??でも…陸上部の部長さんと…」
渚が不安げに口を開く。
その言葉でようやく事情を怜は理解する。
「見てたんですか!?
確かに戻ってこいとは言われましたが…それだけです。
それに僕がやめるわけないじゃないですか!!」
その言葉に渚達は顔を見合わせる。そしてホッとしたのか身体の力が抜け床にヘナヘナと座り込んだ。
対して、その様子を見ながら怜はニコニコしながら障子に手をかける。
「誤解も解けたところで…
僕は用事がありますので…
それじゃあ…」
そそくさと出ていく怜。
呆然と渚達は出ていく怜を見る。
だが、すぐに皆立ち上がり家を出た。
こうなったら怜の後を追うしかない!!
と怜の後を追った彼らが行き着いたのは…
「鮫柄学園!?!?」
明かりが灯る鮫柄学園のプール。
渚達は外から見える場所から覗き込む。
すると怜が凛に指導をしてもらっているところだった。
実は怜はバッタ以外を泳げるようになりたいと凛に指南を受けていたのだ。
日曜日にケーキを見ていたのは凛へのお礼の品を渡すため。
でも実際は、凛に不足しているものを調合したクッキーを渡したのだが…
怜の影ながらの頑張りに皆、興奮しながら怜の泳ぎをひっそりと見守るのだった。
「レイちゃん…僕達を驚かそうと思って…」
「あぁ!!」
「見てみて!!レイちゃんがブレ泳いでるよ!!」
「ターンもできてる!!」
「ホントだ!!」
そして後日…怜が練習の成果を意気揚々と公開。
「おまたせしました!!
いよいよ僕の新の姿をお披露目するときです!!
ふっふっふん…驚かないでください」
そう言うと怜は勢いよく飛び込みクロールとバックとブレを披露する。
「どうです〜!!僕の泳ぎは!!
正直驚かざる負えなかったでしょ!!」
水面から顔を上げた怜は大きく笑い声を上げる。
「怜…よく頑張ったな…」
そんな彼に遙が小さく声をかける。
その言葉に怜は満面の笑みを浮かべるのだった。
「ハイ!!」