不審な怜!?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その日以降…
怜の不審な行動が目立つように…
部活後に一足先に帰ったり
授業中居眠りしない怜がコックリしたり…
渚が必要に放課後誘っても断り…
日曜日勉強しているはずの怜が家に居なかったり…
「絶対におかしいよ!!レイちゃん」
渚は皆を集め必要に訴えた。
「別にいいんじゃないか?」
「練習は真面目にでてるんだし…」
「ナギちゃんが必要に関わりすぎなんじゃないの??」
話を聞いた遙・真琴・蒼はそこまで気にする素振りを見せず。
代わりにそういえばと江が声を上げる。
「私…そういえば日曜日に怜くん見た。」
江が花ちゃんとお菓子の材料を買いに行った時…
隣のお店でジーッとショーケースの中のケーキを見る怜の姿を見たのだ。
「なんか…声をかけづらい雰囲気だったの」
一行はその話を笹部にも相談。すると…
「それは…病だな
恋の病!!!ってな!!!」
「恋???」
蒼達、皆首を傾げる。
「怜のヤツ彼女でもできたなぁこりゃ…」
うんうんと大きく一人納得したように笹部が頷く。
「怜くんに彼女!?ふぁ!!」
江が頬を赤らめ目を輝かす。
「男には二通りあんねん!!
恋すれば強くなる男と弱くなる男よ」
「…天ちゃん先生の真似??」
「似合わな〜い!!」
笹部の言い方に真琴は唖然とし、対する蒼は高笑い。
そして江はブツブツと考え込んでいた。
「でも怜くんの場合…明らかに弱くなるタイプね」
「えぇ!!どうしよ!!まずいよ」
江の言葉に渚が慌てふためく。
その様子を不思議に思った遙が真琴に尋ねる。
「まずいのか??」
「う〜ん
彼女に夢中になって……そのうち部活もおろそかに??」
「えぇ〜〜〜〜〜!!」
発狂するように渚が頭を抱え立ち上がる。
「大丈夫!!私に…任せて!!」
そんな彼らを見渡した江は自信ありげに言うのだった。
江は理論的な怜のために恋に関する本を集める。中には筋肉に関する本も。
「江ちゃん…なんで筋肉の本も…」
本を集めるのを手伝っていた蒼が苦笑いを浮かべる。
「そんなの決まってるじゃないですか!!」
目をキラキラ輝かせる江に蒼は顔を引き攣らせる。
「そ、れ、より!!」
江が蒼に顔をグイッと近づける。
そんな江の様子に蒼は身体を仰け反らせる。
「な…なに??江ちゃん??」
「アオちゃんは恋してないの??」
「…はい??恋??」
「そうです!!恋です!!!」
目を輝かす江に蒼はう〜んと考え込む。
が、思い当たる節がなく蒼はケロッとした表情を見せた。
「…考えたことないや!」
「じゃあ…今考えてみてください!!」
「いや…そんな唐突に言われても…」
「では…最近ドキドキしたことありませんか??」
「ドキドキって…!?」
江の言葉に蒼は目を右往左往させる。その表情に確信を持った江が前のめりになる。
「あるんですね!!!」
「あ…い…いやぁ〜…」
「私の目は誤魔化せませんよ!!」
頬を染めながら視線を反らせる蒼に江は怒涛の勢いで詰め寄る。
「…実はね」
江の気迫に負けた蒼はあの時の事情を説明するのだった。
「真琴先輩に押し倒された〜!?!?」
「江ちゃん!!声でかい!!」
「なかなかやりますね…真琴先輩」
妙に関心する江に蒼は首を傾げる。
「なんのこと??」
「あ…いえ…なんでもありません
…で!!アオちゃんはどう思ったの!?!?」
「……恥ずかしくて言えない」
「おぉ〜!!アオちゃんもこんな表情するんだ!!」
珍しい蒼の表情に驚きの声を上げた江はガシッと蒼の肩を掴んだ。
「アオちゃん!!」
「な…なに??江ちゃん…」
「しっかり気持ちに向かい合ってください!!
自ずと答えは出るはずです!!」
「え…別にそんな真剣に考えるのことでは…」
「駄目です!!考えてください!!
わかりましたか!!」
「は…はい…」
江の勢いに押され渋々と蒼は頷いてしまうのだった。
そして放課後…
自身の机に積み上げられた本を怜は唖然として見上げる。
「…なんですかこれは??こんなに一杯」
「…怜くん。
悩みがあったらなんでも聞いて!!
もうひとりで悩まなくっっていいのよ!」
「…江さん??なんの話ですか??」
詰め寄る江に怜は不思議そうに彼女を見た。
そして事情を聞くと大きく高笑いした。
「僕が恋!?!?なんですかそれは??」
未だに笑い続ける怜に江は怪訝な表情に。
「…違うの??」
「当然です!!僕が非理論的なものに惑わされるわけがない」
「…じゃあなんでケーキ見てたの??」
江の言葉に怜はギクッと身体を強張らせる。
「そ…それは…たまたまケーキが食べたくなって…」
「じゃあレイちゃんは毎日何処に行ってるの??」
江の隣にいた蒼の素朴な疑問に怜が視線を逸らせる。
「ですから野暮用ですと…」
「野暮用って??」
「野暮用とはつまり野暮!!すなわち美しくない用事のことで!!その〜此処で口にするのは憚れるというか」
ジッ〜と見てくる蒼と江の瞳に耐えきれなくなった怜は思い切り立ち上がる。
「そ…それではぼくは今日も野暮用がありますので!!失礼します!!」
慌ただしく逃げるように怜は立ち去ってしまうのだった。
その様子を教室の外に居た遙・真琴も流石に様子がおかしいと気づく。
「確かに…」
「変だ…」
怜の不審な行動が目立つように…
部活後に一足先に帰ったり
授業中居眠りしない怜がコックリしたり…
渚が必要に放課後誘っても断り…
日曜日勉強しているはずの怜が家に居なかったり…
「絶対におかしいよ!!レイちゃん」
渚は皆を集め必要に訴えた。
「別にいいんじゃないか?」
「練習は真面目にでてるんだし…」
「ナギちゃんが必要に関わりすぎなんじゃないの??」
話を聞いた遙・真琴・蒼はそこまで気にする素振りを見せず。
代わりにそういえばと江が声を上げる。
「私…そういえば日曜日に怜くん見た。」
江が花ちゃんとお菓子の材料を買いに行った時…
隣のお店でジーッとショーケースの中のケーキを見る怜の姿を見たのだ。
「なんか…声をかけづらい雰囲気だったの」
一行はその話を笹部にも相談。すると…
「それは…病だな
恋の病!!!ってな!!!」
「恋???」
蒼達、皆首を傾げる。
「怜のヤツ彼女でもできたなぁこりゃ…」
うんうんと大きく一人納得したように笹部が頷く。
「怜くんに彼女!?ふぁ!!」
江が頬を赤らめ目を輝かす。
「男には二通りあんねん!!
恋すれば強くなる男と弱くなる男よ」
「…天ちゃん先生の真似??」
「似合わな〜い!!」
笹部の言い方に真琴は唖然とし、対する蒼は高笑い。
そして江はブツブツと考え込んでいた。
「でも怜くんの場合…明らかに弱くなるタイプね」
「えぇ!!どうしよ!!まずいよ」
江の言葉に渚が慌てふためく。
その様子を不思議に思った遙が真琴に尋ねる。
「まずいのか??」
「う〜ん
彼女に夢中になって……そのうち部活もおろそかに??」
「えぇ〜〜〜〜〜!!」
発狂するように渚が頭を抱え立ち上がる。
「大丈夫!!私に…任せて!!」
そんな彼らを見渡した江は自信ありげに言うのだった。
江は理論的な怜のために恋に関する本を集める。中には筋肉に関する本も。
「江ちゃん…なんで筋肉の本も…」
本を集めるのを手伝っていた蒼が苦笑いを浮かべる。
「そんなの決まってるじゃないですか!!」
目をキラキラ輝かせる江に蒼は顔を引き攣らせる。
「そ、れ、より!!」
江が蒼に顔をグイッと近づける。
そんな江の様子に蒼は身体を仰け反らせる。
「な…なに??江ちゃん??」
「アオちゃんは恋してないの??」
「…はい??恋??」
「そうです!!恋です!!!」
目を輝かす江に蒼はう〜んと考え込む。
が、思い当たる節がなく蒼はケロッとした表情を見せた。
「…考えたことないや!」
「じゃあ…今考えてみてください!!」
「いや…そんな唐突に言われても…」
「では…最近ドキドキしたことありませんか??」
「ドキドキって…!?」
江の言葉に蒼は目を右往左往させる。その表情に確信を持った江が前のめりになる。
「あるんですね!!!」
「あ…い…いやぁ〜…」
「私の目は誤魔化せませんよ!!」
頬を染めながら視線を反らせる蒼に江は怒涛の勢いで詰め寄る。
「…実はね」
江の気迫に負けた蒼はあの時の事情を説明するのだった。
「真琴先輩に押し倒された〜!?!?」
「江ちゃん!!声でかい!!」
「なかなかやりますね…真琴先輩」
妙に関心する江に蒼は首を傾げる。
「なんのこと??」
「あ…いえ…なんでもありません
…で!!アオちゃんはどう思ったの!?!?」
「……恥ずかしくて言えない」
「おぉ〜!!アオちゃんもこんな表情するんだ!!」
珍しい蒼の表情に驚きの声を上げた江はガシッと蒼の肩を掴んだ。
「アオちゃん!!」
「な…なに??江ちゃん…」
「しっかり気持ちに向かい合ってください!!
自ずと答えは出るはずです!!」
「え…別にそんな真剣に考えるのことでは…」
「駄目です!!考えてください!!
わかりましたか!!」
「は…はい…」
江の勢いに押され渋々と蒼は頷いてしまうのだった。
そして放課後…
自身の机に積み上げられた本を怜は唖然として見上げる。
「…なんですかこれは??こんなに一杯」
「…怜くん。
悩みがあったらなんでも聞いて!!
もうひとりで悩まなくっっていいのよ!」
「…江さん??なんの話ですか??」
詰め寄る江に怜は不思議そうに彼女を見た。
そして事情を聞くと大きく高笑いした。
「僕が恋!?!?なんですかそれは??」
未だに笑い続ける怜に江は怪訝な表情に。
「…違うの??」
「当然です!!僕が非理論的なものに惑わされるわけがない」
「…じゃあなんでケーキ見てたの??」
江の言葉に怜はギクッと身体を強張らせる。
「そ…それは…たまたまケーキが食べたくなって…」
「じゃあレイちゃんは毎日何処に行ってるの??」
江の隣にいた蒼の素朴な疑問に怜が視線を逸らせる。
「ですから野暮用ですと…」
「野暮用って??」
「野暮用とはつまり野暮!!すなわち美しくない用事のことで!!その〜此処で口にするのは憚れるというか」
ジッ〜と見てくる蒼と江の瞳に耐えきれなくなった怜は思い切り立ち上がる。
「そ…それではぼくは今日も野暮用がありますので!!失礼します!!」
慌ただしく逃げるように怜は立ち去ってしまうのだった。
その様子を教室の外に居た遙・真琴も流石に様子がおかしいと気づく。
「確かに…」
「変だ…」