夏祭り
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「オ〜〜イ!!レイちゃん・アオちゃん!!」
一足先に会場に来ていた怜と蒼は渚の声がした方向を向く。そこには手をブンブンと振る渚。その両サイドには真琴と遙の姿。
「よかったね…レイちゃん」
「……ハイ!!」
怜の心情を察してか蒼が怜に小さく声をかける。その言葉に怜は頬をほころばせながら頷くのだった。
「おまたせー!」
「私は丁度来たばっかりだよ」
「僕も今来た所です」
「ハッ!流石レイちゃん!マコちゃんもハルちゃんも、デートの時は先に来て、こういう風に言わないとだよ!わかった??特にマコちゃん!!」
「うぇ!?!?」
「ほら!!それに...なにかアオちゃんに言うことないの??」
「え…私??」
渚の言葉に明らかに動揺する真琴。対する、蒼は気になって仕方がなく首を傾げた。
そんな二人を交互に見た渚はなにか閃いたように遙と怜の腕を掴んだ。
「あ!!じゃ僕たちは先に神社の方に行ってるから!!」
「え…あ…ちょい!!」
真琴の制止も虚しく渚達は風のようにこの場を立ち去る。残ったのは真琴と蒼の二人きり。
願ったり叶ったりの場を設置してもらったのはいいのだが、突然すぎる展開に思考は停止する。そんな彼を蒼は不思議そうにのぞき込んだ。
「…真琴??どうしたの??」
その言葉でハッとした真琴は視線を蒼に向ける。すると真琴の心臓はさっき以上にドクリと跳ねた。
自分を覗き込む菫色の瞳。いつも見ているはずなのに、浴衣姿の彼女は凄く色っぽく見えたのだ。
「大丈夫??顔赤いよ??」
急に顔が赤くなった真琴に蒼は熱でもあるのか?と心配になり慣れない下駄で背伸びしようとする。
「…あ!!」
だが、背伸びしようとした蒼の身体はバランスを崩す。そんな彼女を慌てて真琴は支えた。
「うわぁ!!大丈夫??」
「うん…熱はなさそうだね」
少ししゃがみこむ体勢になっている真琴の額に己の手を当ててさっきのとこなんかなかったかのようにニコニコと笑う蒼。真琴は一気に毒気が抜け小さく息をついた。
「アオちゃん…わざとやったでしょ?」
「だってそうしないと届かないんだもん」
えへへと笑う蒼の頭を優しく真琴は撫でた。
「もう…そんな行動しちゃダメだからね」
「…なんで??」
鈍感すぎる蒼に、悪戯心をくすぶられた真琴は少しでも意識してほしいと顔を近づけた。
「それは今日の蒼が凄く可愛いからだよ」
耳元で囁かれた蒼は、一気に顔を染める。真琴の吐息を感じたこともそうだが、彼の声に思わずドキリとしてしまったからだ。
すぐに離れた真琴は、満足げに蒼の表情を見た。そして、彼女の手を掴んで歩き出す。
「そろそろ行こうか…渚達が待ちくたびれる前に」
「あ…うん。そうだね」
そういえば、言いたいことって何だったんだろうと思いつつ蒼は真琴に引っ張られるまま歩いた。
一足先に会場に来ていた怜と蒼は渚の声がした方向を向く。そこには手をブンブンと振る渚。その両サイドには真琴と遙の姿。
「よかったね…レイちゃん」
「……ハイ!!」
怜の心情を察してか蒼が怜に小さく声をかける。その言葉に怜は頬をほころばせながら頷くのだった。
「おまたせー!」
「私は丁度来たばっかりだよ」
「僕も今来た所です」
「ハッ!流石レイちゃん!マコちゃんもハルちゃんも、デートの時は先に来て、こういう風に言わないとだよ!わかった??特にマコちゃん!!」
「うぇ!?!?」
「ほら!!それに...なにかアオちゃんに言うことないの??」
「え…私??」
渚の言葉に明らかに動揺する真琴。対する、蒼は気になって仕方がなく首を傾げた。
そんな二人を交互に見た渚はなにか閃いたように遙と怜の腕を掴んだ。
「あ!!じゃ僕たちは先に神社の方に行ってるから!!」
「え…あ…ちょい!!」
真琴の制止も虚しく渚達は風のようにこの場を立ち去る。残ったのは真琴と蒼の二人きり。
願ったり叶ったりの場を設置してもらったのはいいのだが、突然すぎる展開に思考は停止する。そんな彼を蒼は不思議そうにのぞき込んだ。
「…真琴??どうしたの??」
その言葉でハッとした真琴は視線を蒼に向ける。すると真琴の心臓はさっき以上にドクリと跳ねた。
自分を覗き込む菫色の瞳。いつも見ているはずなのに、浴衣姿の彼女は凄く色っぽく見えたのだ。
「大丈夫??顔赤いよ??」
急に顔が赤くなった真琴に蒼は熱でもあるのか?と心配になり慣れない下駄で背伸びしようとする。
「…あ!!」
だが、背伸びしようとした蒼の身体はバランスを崩す。そんな彼女を慌てて真琴は支えた。
「うわぁ!!大丈夫??」
「うん…熱はなさそうだね」
少ししゃがみこむ体勢になっている真琴の額に己の手を当ててさっきのとこなんかなかったかのようにニコニコと笑う蒼。真琴は一気に毒気が抜け小さく息をついた。
「アオちゃん…わざとやったでしょ?」
「だってそうしないと届かないんだもん」
えへへと笑う蒼の頭を優しく真琴は撫でた。
「もう…そんな行動しちゃダメだからね」
「…なんで??」
鈍感すぎる蒼に、悪戯心をくすぶられた真琴は少しでも意識してほしいと顔を近づけた。
「それは今日の蒼が凄く可愛いからだよ」
耳元で囁かれた蒼は、一気に顔を染める。真琴の吐息を感じたこともそうだが、彼の声に思わずドキリとしてしまったからだ。
すぐに離れた真琴は、満足げに蒼の表情を見た。そして、彼女の手を掴んで歩き出す。
「そろそろ行こうか…渚達が待ちくたびれる前に」
「あ…うん。そうだね」
そういえば、言いたいことって何だったんだろうと思いつつ蒼は真琴に引っ張られるまま歩いた。