新入生勧誘会
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「プール開き?」
職員室に天方の疑問系が響く。
不思議そうにキョトンとする天方に渚が声をあげる。
「そう!今年はちょっと早めに!」
「新入部員の勧誘に必要なんです!」
真琴も必死に訴える。
「気持ちはわかるけど、まだ寒くて泳げないでしょ?」
「俺は泳げます」
「私も大丈夫です」
「寒中水泳だと思えば!」
遙と蒼と怜が泳げると言い張る。
そして全員で声をそろえて頭を下げた。
「おねがいします!!」
頭を下げられたことにうろたえる天方は必死に他の策を絞り出そうとする。
そして閃いたのか声を上げた。
「あ!!
笹部コーチのスイミングクラブは!?確かもうすぐオープンじゃなかった?」
実は健康クラブになる予定だったのだが、それを作る予定だった会社が倒産してしまったのだ。
そのままになっていたその場所を笹部がイカ釣り漁船を担保に買い戻して再建していたのだ。
「笹部コーチの所もいいけど、やっぱりまず最初にこのプールを見てもらいたいよねぇ」
職員室を後にした一行はジャージに着替えプールの清掃を始めた。
「やっぱりここが私達のホームだからね」
「えぇ、たとえ水を入れる許可がおりなかったとしても!」
「大丈夫!きっと天方先生がなんとかしてくれます!」
「そしたら、絶対部員沢山あつまるよね!ハルちゃん!」
「俺は泳ぎたい奴がくればいい」
「またそんなこと言って~~!」
淡々と掃除をする遙に渚は頭をグリグリと押し付ける。
「そうですよ〜僕たちが3年になった時、新入部員がいないと部として成立しないし
なによりリレーができないんですよ!もっと危機感をですね…」
ため息交じりに怜が嘆く。
「水泳部存続の為にも新入部員入れないとね…真琴」
「…え…あぁそうだね」
蒼は苦笑しながら隣にいる真琴に話を振る。その彼は身体を屈める態勢に疲れたのか背筋を伸ばし上を見ていた。
真琴の視線になにがあるのか気になり蒼もつられるように顔を上げる。
そこには大きな木があり、丁度桜が一輪咲いているのだった。
職員室に天方の疑問系が響く。
不思議そうにキョトンとする天方に渚が声をあげる。
「そう!今年はちょっと早めに!」
「新入部員の勧誘に必要なんです!」
真琴も必死に訴える。
「気持ちはわかるけど、まだ寒くて泳げないでしょ?」
「俺は泳げます」
「私も大丈夫です」
「寒中水泳だと思えば!」
遙と蒼と怜が泳げると言い張る。
そして全員で声をそろえて頭を下げた。
「おねがいします!!」
頭を下げられたことにうろたえる天方は必死に他の策を絞り出そうとする。
そして閃いたのか声を上げた。
「あ!!
笹部コーチのスイミングクラブは!?確かもうすぐオープンじゃなかった?」
実は健康クラブになる予定だったのだが、それを作る予定だった会社が倒産してしまったのだ。
そのままになっていたその場所を笹部がイカ釣り漁船を担保に買い戻して再建していたのだ。
「笹部コーチの所もいいけど、やっぱりまず最初にこのプールを見てもらいたいよねぇ」
職員室を後にした一行はジャージに着替えプールの清掃を始めた。
「やっぱりここが私達のホームだからね」
「えぇ、たとえ水を入れる許可がおりなかったとしても!」
「大丈夫!きっと天方先生がなんとかしてくれます!」
「そしたら、絶対部員沢山あつまるよね!ハルちゃん!」
「俺は泳ぎたい奴がくればいい」
「またそんなこと言って~~!」
淡々と掃除をする遙に渚は頭をグリグリと押し付ける。
「そうですよ〜僕たちが3年になった時、新入部員がいないと部として成立しないし
なによりリレーができないんですよ!もっと危機感をですね…」
ため息交じりに怜が嘆く。
「水泳部存続の為にも新入部員入れないとね…真琴」
「…え…あぁそうだね」
蒼は苦笑しながら隣にいる真琴に話を振る。その彼は身体を屈める態勢に疲れたのか背筋を伸ばし上を見ていた。
真琴の視線になにがあるのか気になり蒼もつられるように顔を上げる。
そこには大きな木があり、丁度桜が一輪咲いているのだった。