岩鳶高校へ
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えー…これよりなぜ怜ちゃんが泳げないかみんなで考える会を始めたいと思います!!
急に遙の家に連れてこれてた蒼だったのだが、この今の状況がイマイチ呑み込めず困惑していたのだ。
皆で机を囲い真剣な表情で何を話し出すと思いきや…
何この会!?
「ね?怜ちゃん泳げないの??カナヅチ?」
「浮くのでカナヅチではありません!!蒼先輩までそんなこと言わないでくださいよ!!
「じゃ、なんでこんな会開かれているの?」
「それは僕も聞きたいです…」
本人も意味が分からないと言っている中…皆が意見を言い始めるのだった。
「水に嫌われている」
真顔で言ったのは遙。遙の目が真剣そのもの…
「え?そうなの?」「怜ちゃんかわいそう…」
なるほど…だから水に浮けても泳げないのか!と一人蒼が感心していると
「んなわけないだろ!!アオちゃんも渚もまともに聞き入れないの!!」」
真琴がすかさず突っ込むのだった。
「運動神経鈍いとか?」
と言ったのは江。
「そう見えないんだけど…」
「怜ちゃん走るのはやいよ。テストの点数もいいし」
「頭もいいのか!」
「頭良さそうだもんね。怜ちゃん。」
「鯖好きなのか?」
「DHA…」
渚の言葉に皆それぞれの反応。
ハルにいたってはそこから鯖に持ち込むのがさすがとしか言いようがないと蒼は内心苦笑する。
「わかった!!
頭が重いんだ!!」
ん~~と考えていた渚がひらめいた!!と体を乗り出す。
「勉強のしすぎで脳みそが!!」
江もなるほどとうなずく。
が、当の本人をみると、全身をぶるぶると震わせていたのだ。
『バン!!!』
一斉に音をだした張本人へ振り向く。音は、怜が机をたたいた音だった。
「もういいです!!
そもそも皆さんの教え方が悪いんです!
ちゃんとしたコーチがいたら僕だって!!」
声を張り上げる怜…
「コーチ?あ!コーチといえば!!」
皆があーーーっなっている中、
真琴が反応を示し、急に携帯を取り出しどこかに連絡し始めるのだった。
*
『ピンポーン!!』
玄関のチャイム音がしばらくして鳴る。
「真琴…誰呼んだの?」
「誰でしょうか?アオちゃん玄関まで行って呼んできて」
意味深な言葉を言われ、蒼は玄関へ。そしてドアを開けると
「ご注文のピザお持ちしました!!」
ピザの配達人さん。
「ありがとうございます…
え?
笹部コーチ!?」
「お…って、え??蒼じゃねーか」
なんとピザの配達人の正体は小学時代のスイミングクラブのコーチだったのだ。
笹部コーチが持ってきてくれたピザをいただきながら、経緯を説明。最初は真剣に聞いていた笹部だったのだが…
「カナヅチの面倒をみろっていうのか?元コーチの俺に…」
笹部は呆れた顔を浮かべた。
それに対して彼のフレーズが気に食わないのか怜が言い返す。
「意義あり。僕は少なくても浮くのでカナヅチではありません。
たとえるならそう…
潜水艦だ…」
まってさすがの私も理解できないんだけど…
蒼は口に運ぼうとしたピザを持つ手をたまらず止めてしまった。
「ね?…ゴロちゃん…なんとか…泳げるように…してほしいんだ。」
両手のピザをパクパク食べながら懇願するのは渚。
「食うかしゃべるかどっちかにしろ!というか蒼が教えればいいじゃないか」
渚を怒った笹部。そして急に矛先を蒼に向ける。
それに対して蒼は目を丸くした。
正直コーチがそう言ってくれるのは嬉しい。
だが私はどちらかというと感性に従って泳いでいるからな…
教えられる自信ない…
「え?私??」
「あーーそうじゃん…アオちゃん…なんとか…して!!」
叱られても、パクパクと食べる手をやめない渚。
ま、そこが彼のかわいいとこだけど。
そんな彼を見てどうやって断れば良いかと蒼ははぐらかすように話題を変える。
「ナギちゃんそんなに早く食べなくてもピザ逃げないよ?」
「あ…蒼には無理だと思うよ?
だって理論的に考える怜とは真反対だからね
そうだよね…アオちゃん」
困っている蒼の隣にいた
真琴が彼女の思考を代弁してくれるのだった。
「えーーーそうなの?アオちゃん!!」
「そうだよ…。あーこのピザ美味しい!」
しょんぼりする渚を放っておいて蒼は目の前のピザに手を伸ばす。
「たく…俺は忙しいんだよ。お前たちでなんとかしろ…じゃあな」
彼らの自由奔放ぶりにげんなりした様子で帰ってしまった。
翌日…
「わかりました。泳げない理由が!!それは
水着です!!」
それが怜の新しく出した結論であった。
急に遙の家に連れてこれてた蒼だったのだが、この今の状況がイマイチ呑み込めず困惑していたのだ。
皆で机を囲い真剣な表情で何を話し出すと思いきや…
何この会!?
「ね?怜ちゃん泳げないの??カナヅチ?」
「浮くのでカナヅチではありません!!蒼先輩までそんなこと言わないでくださいよ!!
「じゃ、なんでこんな会開かれているの?」
「それは僕も聞きたいです…」
本人も意味が分からないと言っている中…皆が意見を言い始めるのだった。
「水に嫌われている」
真顔で言ったのは遙。遙の目が真剣そのもの…
「え?そうなの?」「怜ちゃんかわいそう…」
なるほど…だから水に浮けても泳げないのか!と一人蒼が感心していると
「んなわけないだろ!!アオちゃんも渚もまともに聞き入れないの!!」」
真琴がすかさず突っ込むのだった。
「運動神経鈍いとか?」
と言ったのは江。
「そう見えないんだけど…」
「怜ちゃん走るのはやいよ。テストの点数もいいし」
「頭もいいのか!」
「頭良さそうだもんね。怜ちゃん。」
「鯖好きなのか?」
「DHA…」
渚の言葉に皆それぞれの反応。
ハルにいたってはそこから鯖に持ち込むのがさすがとしか言いようがないと蒼は内心苦笑する。
「わかった!!
頭が重いんだ!!」
ん~~と考えていた渚がひらめいた!!と体を乗り出す。
「勉強のしすぎで脳みそが!!」
江もなるほどとうなずく。
が、当の本人をみると、全身をぶるぶると震わせていたのだ。
『バン!!!』
一斉に音をだした張本人へ振り向く。音は、怜が机をたたいた音だった。
「もういいです!!
そもそも皆さんの教え方が悪いんです!
ちゃんとしたコーチがいたら僕だって!!」
声を張り上げる怜…
「コーチ?あ!コーチといえば!!」
皆があーーーっなっている中、
真琴が反応を示し、急に携帯を取り出しどこかに連絡し始めるのだった。
*
『ピンポーン!!』
玄関のチャイム音がしばらくして鳴る。
「真琴…誰呼んだの?」
「誰でしょうか?アオちゃん玄関まで行って呼んできて」
意味深な言葉を言われ、蒼は玄関へ。そしてドアを開けると
「ご注文のピザお持ちしました!!」
ピザの配達人さん。
「ありがとうございます…
え?
笹部コーチ!?」
「お…って、え??蒼じゃねーか」
なんとピザの配達人の正体は小学時代のスイミングクラブのコーチだったのだ。
笹部コーチが持ってきてくれたピザをいただきながら、経緯を説明。最初は真剣に聞いていた笹部だったのだが…
「カナヅチの面倒をみろっていうのか?元コーチの俺に…」
笹部は呆れた顔を浮かべた。
それに対して彼のフレーズが気に食わないのか怜が言い返す。
「意義あり。僕は少なくても浮くのでカナヅチではありません。
たとえるならそう…
潜水艦だ…」
まってさすがの私も理解できないんだけど…
蒼は口に運ぼうとしたピザを持つ手をたまらず止めてしまった。
「ね?…ゴロちゃん…なんとか…泳げるように…してほしいんだ。」
両手のピザをパクパク食べながら懇願するのは渚。
「食うかしゃべるかどっちかにしろ!というか蒼が教えればいいじゃないか」
渚を怒った笹部。そして急に矛先を蒼に向ける。
それに対して蒼は目を丸くした。
正直コーチがそう言ってくれるのは嬉しい。
だが私はどちらかというと感性に従って泳いでいるからな…
教えられる自信ない…
「え?私??」
「あーーそうじゃん…アオちゃん…なんとか…して!!」
叱られても、パクパクと食べる手をやめない渚。
ま、そこが彼のかわいいとこだけど。
そんな彼を見てどうやって断れば良いかと蒼ははぐらかすように話題を変える。
「ナギちゃんそんなに早く食べなくてもピザ逃げないよ?」
「あ…蒼には無理だと思うよ?
だって理論的に考える怜とは真反対だからね
そうだよね…アオちゃん」
困っている蒼の隣にいた
真琴が彼女の思考を代弁してくれるのだった。
「えーーーそうなの?アオちゃん!!」
「そうだよ…。あーこのピザ美味しい!」
しょんぼりする渚を放っておいて蒼は目の前のピザに手を伸ばす。
「たく…俺は忙しいんだよ。お前たちでなんとかしろ…じゃあな」
彼らの自由奔放ぶりにげんなりした様子で帰ってしまった。
翌日…
「わかりました。泳げない理由が!!それは
水着です!!」
それが怜の新しく出した結論であった。