新入生勧誘会
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そして蒼の危惧したとおり新入部員がプールサイドに現れることはなかった。
「何故誰もこない…」
遙が淋しげに外を見つめ呟く。その外では他の部が活動していてしっかり1年生がいるのが見受けられた。
「だから言ったじゃないですか!チャームポイントはやめましょうと!」
それに対し江がムッとして怜に詰め寄る。
「怜くんだって途中からノリノリだったじゃない!!」
「二人共…落ち着こうよ」
割って入るように蒼が仲裁する。
「やっぱり今の季節、水泳部は不利だよ
実際に泳いでいるところ見てもらえないし」
暖かくなるまで泳ぐことができないのは圧倒的に不利。
そしてしばらくの間使われなかったプールの水は汚れていた。
「部員集めるいい方法無いかなぁ~」
渚も汚れたプールを見つめながらそういった。
その言葉に真剣な表情を浮かべた遙が答える。
「岩鳶ちゃん1年分」
遙の言葉に蒼が苦笑い。
「それ欲しいのハルくらいだよ」
「勧誘ポスターに4コマ漫画」
「…去年やりました」
ため息混じりに今度は江が答える。
「僕たちが水着で校内を練り歩く!」
今度は渚が提案。すると打って変わって江の目が輝く。
「いいかもぉ~~」
「ヤですよ!!」
怜がすかさず突っ込む。
「…怜くんのケチ」
「…そういう問題では!?」
うろたえる怜を横目に蒼は真剣な表情を真琴に向けた。
「とりあえず…どうしようか?真琴…」
「…そうだなぁ〜??」
真琴も真剣な表情になり考え込むのだった。
対して鮫柄には入部希望者が沢山集まっていた。
「うちは入部条件として、鮫柄基準タイムを上回っている必要がある。今からタイムをはかってやるから、自分の専門種目を泳いでみせろ」
「ハイ!!」
凜の言葉に入部希望者達は声をそろえて返事をする。
その様子を見ながら凜は部長に任命された日、御子柴と話をしたことを思い出していた。
「ちょっと待ってください!なんで俺なんすか!!」
「俺が決めた」
「でも俺は…部長なんてやるべきじゃ…」
「つべこべ言うな。責任取るっていったのは誰だ?」
あの時地方大会が終わった後責任をとる形で退部をしようとした凛。そんな彼を静止したのは御子柴だった。
そして確かに彼は別の形で責任をとらせると言っていたのだ。
「それは…」
「うちで最高のチーム作るんだろ?松岡、俺はお前に任せたいんだ」
そう言うと御子柴は爽やかな笑みを浮かべたのだった。
「部長、どうかしましたか?」
似鳥の呼びかけに、凜はハッとし顔を上げる。
「あい…その呼び方、やめねーか?」
「え?」
「前のままでいい」
「わかりました。それにしても、今年は入部希望者多いですね」
「そういえば御子柴部長が言ってたなぁ。すごい奴が入部してくるって」
「ひょっとしてあの中に!?」
その言葉に似鳥は背筋を伸ばし眼を大きく見張る。
そんな彼に凛は一言声をかけるのだった。
「お前もしっかりやらねーと1年に抜かれちまうぞ?」
「は、はい!」
「何故誰もこない…」
遙が淋しげに外を見つめ呟く。その外では他の部が活動していてしっかり1年生がいるのが見受けられた。
「だから言ったじゃないですか!チャームポイントはやめましょうと!」
それに対し江がムッとして怜に詰め寄る。
「怜くんだって途中からノリノリだったじゃない!!」
「二人共…落ち着こうよ」
割って入るように蒼が仲裁する。
「やっぱり今の季節、水泳部は不利だよ
実際に泳いでいるところ見てもらえないし」
暖かくなるまで泳ぐことができないのは圧倒的に不利。
そしてしばらくの間使われなかったプールの水は汚れていた。
「部員集めるいい方法無いかなぁ~」
渚も汚れたプールを見つめながらそういった。
その言葉に真剣な表情を浮かべた遙が答える。
「岩鳶ちゃん1年分」
遙の言葉に蒼が苦笑い。
「それ欲しいのハルくらいだよ」
「勧誘ポスターに4コマ漫画」
「…去年やりました」
ため息混じりに今度は江が答える。
「僕たちが水着で校内を練り歩く!」
今度は渚が提案。すると打って変わって江の目が輝く。
「いいかもぉ~~」
「ヤですよ!!」
怜がすかさず突っ込む。
「…怜くんのケチ」
「…そういう問題では!?」
うろたえる怜を横目に蒼は真剣な表情を真琴に向けた。
「とりあえず…どうしようか?真琴…」
「…そうだなぁ〜??」
真琴も真剣な表情になり考え込むのだった。
対して鮫柄には入部希望者が沢山集まっていた。
「うちは入部条件として、鮫柄基準タイムを上回っている必要がある。今からタイムをはかってやるから、自分の専門種目を泳いでみせろ」
「ハイ!!」
凜の言葉に入部希望者達は声をそろえて返事をする。
その様子を見ながら凜は部長に任命された日、御子柴と話をしたことを思い出していた。
「ちょっと待ってください!なんで俺なんすか!!」
「俺が決めた」
「でも俺は…部長なんてやるべきじゃ…」
「つべこべ言うな。責任取るっていったのは誰だ?」
あの時地方大会が終わった後責任をとる形で退部をしようとした凛。そんな彼を静止したのは御子柴だった。
そして確かに彼は別の形で責任をとらせると言っていたのだ。
「それは…」
「うちで最高のチーム作るんだろ?松岡、俺はお前に任せたいんだ」
そう言うと御子柴は爽やかな笑みを浮かべたのだった。
「部長、どうかしましたか?」
似鳥の呼びかけに、凜はハッとし顔を上げる。
「あい…その呼び方、やめねーか?」
「え?」
「前のままでいい」
「わかりました。それにしても、今年は入部希望者多いですね」
「そういえば御子柴部長が言ってたなぁ。すごい奴が入部してくるって」
「ひょっとしてあの中に!?」
その言葉に似鳥は背筋を伸ばし眼を大きく見張る。
そんな彼に凛は一言声をかけるのだった。
「お前もしっかりやらねーと1年に抜かれちまうぞ?」
「は、はい!」