鮫柄学園追い出し会
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一方…バス停では
遙達を待っている渚と怜。
怜は時計をチラチラ見ながら声をあげる。
「遅いですね、遙先輩達」
そして視線を怜は渚に移す。
「それにさっきから食べすぎですよ…渚くん」
その言葉に渚は食べようとした手を止め怜を見上げた。
「レイちゃんも食べる??」
「結構です!!
そんなに食べると昼食食べれなくなりますよ?」
「平気平気!!」
そこに真琴と蒼の声が響く。
「渚!怜!」
「おまたせ!!皆!!」
そして合流した皆が着いた場所は鮫柄学園。
「みなさん!こっちです!」
プールへ急ぐと既に着いていた江がコッチ!と手を挙げる。
「これが追い出し試合・・・?」
江のもとに着き、真琴達がプールサイドに視線を移動させると、そこにはぐったりと座り込む部員が何人もいた。
実は今日は鮫柄学園を卒業する高3の追い出し会なのだが...
「なんか壮絶だな…」
「いったいどんな恐ろしいレースがぁ!?」
げんなりとする真琴に対して、渚は面白そうに表情を輝かした。
「100m100本勝負、部長に勝つまで続けるのが鮫柄の伝統だ。よく来たな、お前ら」
そんな彼らの前に凛が歩み寄った。
「凜ちゃんももう勝負したの?」
「いや、まだだ」
「というか、100m100本勝負って理論的にありえない」
頭を抱える怜に、凜が口を開く。
「あの御子柴部長に理論はつうじねーよ」
「なるほどぉ」
その言葉に怜は納得した様子でプールサイドに上がってくる御子柴を見た。そんな彼は元気満々でにこやかに笑っていた。
「おー!お前らも来てくれたんだな!記念に泳いでいかないか?」
「え!!俺たちが!?」
「いやぁ〜…僕たちは部外者ですし…」
その言葉に全員が驚き遠慮するが、御子柴は続けた。
「遠慮すんなぁ!鮫柄対岩鳶、フリーの400mリレーで勝負だぁ!松岡ぁ!お前も泳げ!」
「はぁ…」
「他に泳ぎたいやつはぁ!?」
その言葉に、似鳥が慌てて声をあげる。
「はい!」
「よし!似鳥こい!」
トントン拍子に話が進んでいくのに、真琴達は慌てふためく。
そんな彼らの隣では遙が服を脱ぎ始める。
そして水着姿になった遙を見て、渚と蒼はニコニコ笑い、江は嬉しそうに微笑む。
「やだ、上腕三頭筋がこっちみてる」
対して、真琴はまたかと頭を抱え、怜も小さくため息を吐いた。
「また履いてきてたんですね…」
「しょうがないな〜…」
「だね!!」
真琴と渚は顔を見合わせる。置いてけぼりな怜を置き去りに二人が荷物から取り出したのはもちろん水着。
「「…実は」」
「なんで持ってるんですか!!」
「ハルが泳ぎそうな気はしてたから」
「裏切りもの!!」
怜がそう叫んでいると、爽やかな表情の御子柴が怜の肩に手を置く。怜は顔面蒼白に。
「だから遠慮するなと言ってるだろう。似鳥」
「はい!」
「連れてけ」
「あ!いえあの!!遠慮しているわけでは!なくてですね!!」」
「こっちです」
必死に訴えようとしている怜だが、問答無用と御子柴の掛け声により怜は似鳥に連れられていってしまうのだった。
その様子にポカンとする江と蒼だが、顔を見合わせるとニコリと笑うのだった。
「いいなぁ…私も泳ぎたい!」
「そういえば...アオちゃんは留学時代リレー泳いだの?」
率直な疑問を江が投げかける。
だが、蒼はその言葉に一瞬大きく目を見開いたあと顔を少し歪めた。
「あ...うん。ちょっとね」
歯切れが悪い彼女の様子を江は心配そうに見た。
そういえば...アオちゃんの留学時代の話聞いたことない
彼女自身アメリカで何かあったのだろうか?と江はなかなか心の内を打ち明けてくれない蒼に少しばかり距離を感じでしまうのだった。
遙達を待っている渚と怜。
怜は時計をチラチラ見ながら声をあげる。
「遅いですね、遙先輩達」
そして視線を怜は渚に移す。
「それにさっきから食べすぎですよ…渚くん」
その言葉に渚は食べようとした手を止め怜を見上げた。
「レイちゃんも食べる??」
「結構です!!
そんなに食べると昼食食べれなくなりますよ?」
「平気平気!!」
そこに真琴と蒼の声が響く。
「渚!怜!」
「おまたせ!!皆!!」
そして合流した皆が着いた場所は鮫柄学園。
「みなさん!こっちです!」
プールへ急ぐと既に着いていた江がコッチ!と手を挙げる。
「これが追い出し試合・・・?」
江のもとに着き、真琴達がプールサイドに視線を移動させると、そこにはぐったりと座り込む部員が何人もいた。
実は今日は鮫柄学園を卒業する高3の追い出し会なのだが...
「なんか壮絶だな…」
「いったいどんな恐ろしいレースがぁ!?」
げんなりとする真琴に対して、渚は面白そうに表情を輝かした。
「100m100本勝負、部長に勝つまで続けるのが鮫柄の伝統だ。よく来たな、お前ら」
そんな彼らの前に凛が歩み寄った。
「凜ちゃんももう勝負したの?」
「いや、まだだ」
「というか、100m100本勝負って理論的にありえない」
頭を抱える怜に、凜が口を開く。
「あの御子柴部長に理論はつうじねーよ」
「なるほどぉ」
その言葉に怜は納得した様子でプールサイドに上がってくる御子柴を見た。そんな彼は元気満々でにこやかに笑っていた。
「おー!お前らも来てくれたんだな!記念に泳いでいかないか?」
「え!!俺たちが!?」
「いやぁ〜…僕たちは部外者ですし…」
その言葉に全員が驚き遠慮するが、御子柴は続けた。
「遠慮すんなぁ!鮫柄対岩鳶、フリーの400mリレーで勝負だぁ!松岡ぁ!お前も泳げ!」
「はぁ…」
「他に泳ぎたいやつはぁ!?」
その言葉に、似鳥が慌てて声をあげる。
「はい!」
「よし!似鳥こい!」
トントン拍子に話が進んでいくのに、真琴達は慌てふためく。
そんな彼らの隣では遙が服を脱ぎ始める。
そして水着姿になった遙を見て、渚と蒼はニコニコ笑い、江は嬉しそうに微笑む。
「やだ、上腕三頭筋がこっちみてる」
対して、真琴はまたかと頭を抱え、怜も小さくため息を吐いた。
「また履いてきてたんですね…」
「しょうがないな〜…」
「だね!!」
真琴と渚は顔を見合わせる。置いてけぼりな怜を置き去りに二人が荷物から取り出したのはもちろん水着。
「「…実は」」
「なんで持ってるんですか!!」
「ハルが泳ぎそうな気はしてたから」
「裏切りもの!!」
怜がそう叫んでいると、爽やかな表情の御子柴が怜の肩に手を置く。怜は顔面蒼白に。
「だから遠慮するなと言ってるだろう。似鳥」
「はい!」
「連れてけ」
「あ!いえあの!!遠慮しているわけでは!なくてですね!!」」
「こっちです」
必死に訴えようとしている怜だが、問答無用と御子柴の掛け声により怜は似鳥に連れられていってしまうのだった。
その様子にポカンとする江と蒼だが、顔を見合わせるとニコリと笑うのだった。
「いいなぁ…私も泳ぎたい!」
「そういえば...アオちゃんは留学時代リレー泳いだの?」
率直な疑問を江が投げかける。
だが、蒼はその言葉に一瞬大きく目を見開いたあと顔を少し歪めた。
「あ...うん。ちょっとね」
歯切れが悪い彼女の様子を江は心配そうに見た。
そういえば...アオちゃんの留学時代の話聞いたことない
彼女自身アメリカで何かあったのだろうか?と江はなかなか心の内を打ち明けてくれない蒼に少しばかり距離を感じでしまうのだった。