仲間のために
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遙が一人大きな木を見上げていた。
「ハルちゃーーーん!早く早くー!」
「今行く」
渚の言葉に遙は一言言うと木の枝を用いて地面に何かを書き込む。
「何をしてるんでしょう?」
遙の行動を不思議そうに怜が眺める。
「あ!あの木もしかして!」
「あぁ!」
「そういえば似てるね、小学校にあった桜の木に…」
渚の言葉に蒼と真琴は懐かしむようにその木を思い出のある木に重ねて見た。
会場についた一行はその光景に足を止める。
「うわぁ~、大きいねぇ」
「人もこんなに…」
渚と怜が思わず思っていることを口に漏らす。
これからここで泳ぐのかと期待を膨らます彼らに先に会場に着いていた笹部と江が声をかける。
「よぉ!来たか」
「おはようございます」
江達に挨拶をする中、遙はというとキョロキョロを辺りを見回す。ソワソワしている遙を見た真琴と蒼は顔を互いに見合わせ小さく笑った。
「凜はまだ来てないみたいね」
「もうすぐ来ると思うよ」
「あぁ」
真琴と蒼の言葉に遙は小さく頷いた。
「昨日…お兄ちゃんとなんかあったの?」
江は浮かない表情をする怜にヒソヒソと声をかける。
実は昨日の夜、江は凛から連絡を受けていたのだ。彼から頼まれたのは怜の連絡先を教えて欲しいということで。
教えたのはいいが、何の話をしたのか江は気になっていたのだ。
「あ…
い…いえ…明日はお互いに頑張ろうと話しただけです」
ホントにそれだけなのか?
疑問を抱く江。
だが、座席を確保してきた天方達により中断せざる終えなかった。
「今日勝てれば全国大会…」
「勝てるかなぁ…」
いつになく弱腰な真琴と渚。
少し遠くにいたのに二人の声が聞こえたのか、メガホンを持った笹部が喝を入れる。
「お前らぁ!」
一行の背筋がすっと伸びる。
「ビビッてどうするぅ!!後先の事は考えんな!
もっとフリーでいいんだよぉ!フリーで!
お前たちの思うがままに、自由に!後悔の無いよう泳げ!」
その言葉に大切なことを気づかされた彼らは顔を互いに見合わせると舞台に視線を向け大きく頷くのだった。
「「「「はい!!」」」」
「ハルちゃーーーん!早く早くー!」
「今行く」
渚の言葉に遙は一言言うと木の枝を用いて地面に何かを書き込む。
「何をしてるんでしょう?」
遙の行動を不思議そうに怜が眺める。
「あ!あの木もしかして!」
「あぁ!」
「そういえば似てるね、小学校にあった桜の木に…」
渚の言葉に蒼と真琴は懐かしむようにその木を思い出のある木に重ねて見た。
会場についた一行はその光景に足を止める。
「うわぁ~、大きいねぇ」
「人もこんなに…」
渚と怜が思わず思っていることを口に漏らす。
これからここで泳ぐのかと期待を膨らます彼らに先に会場に着いていた笹部と江が声をかける。
「よぉ!来たか」
「おはようございます」
江達に挨拶をする中、遙はというとキョロキョロを辺りを見回す。ソワソワしている遙を見た真琴と蒼は顔を互いに見合わせ小さく笑った。
「凜はまだ来てないみたいね」
「もうすぐ来ると思うよ」
「あぁ」
真琴と蒼の言葉に遙は小さく頷いた。
「昨日…お兄ちゃんとなんかあったの?」
江は浮かない表情をする怜にヒソヒソと声をかける。
実は昨日の夜、江は凛から連絡を受けていたのだ。彼から頼まれたのは怜の連絡先を教えて欲しいということで。
教えたのはいいが、何の話をしたのか江は気になっていたのだ。
「あ…
い…いえ…明日はお互いに頑張ろうと話しただけです」
ホントにそれだけなのか?
疑問を抱く江。
だが、座席を確保してきた天方達により中断せざる終えなかった。
「今日勝てれば全国大会…」
「勝てるかなぁ…」
いつになく弱腰な真琴と渚。
少し遠くにいたのに二人の声が聞こえたのか、メガホンを持った笹部が喝を入れる。
「お前らぁ!」
一行の背筋がすっと伸びる。
「ビビッてどうするぅ!!後先の事は考えんな!
もっとフリーでいいんだよぉ!フリーで!
お前たちの思うがままに、自由に!後悔の無いよう泳げ!」
その言葉に大切なことを気づかされた彼らは顔を互いに見合わせると舞台に視線を向け大きく頷くのだった。
「「「「はい!!」」」」